少量の人口海水を手早く作るコツを紹介します

クーラーや外部フィルターの掃除で減った人口海水を手早く作りたい

どうも海水アクアリウム初心者の千日です。水槽用のクーラーや密閉式外部フィルターを掃除するとどうしても捨てる水が出て来ざるを得ませんね。

外部フィルターやクーラーの中にあった飼育水が減るだけなんですけど、底面積の小さな小型水槽では存外水位が下がってしまうことがあります。

クーラーやヒーターのセンサー、ヒーター本体の一部などの水面上に出てはいけないものが出ていないか注意してくださいね。

さすがにそんなモノは出てないけど、ちょっと気になる位に水位が下がってしまった…

今日は、そんなあなたにオススメの海水アクアライフハックです。

逆浸透膜で処理された純水は現時点で一般に入手出来る水の中で、最も水以外の不純物を含まない純粋なH2Oです。

逆浸透膜とは、濾過膜の一つで水を通し、水以外の塩類やイオンなどの不純物を透過しない膜です。その孔の大きさは2ナノメートル以下（1ナノメートルは1ミリの百万分の１）です。英語の頭文字を取ってRO膜とも呼ばれます。

この逆浸透膜処理された純水が一部のスーパーでは専用容器（500円位）を買うだけで汲み放題のサービスをしてるんです。

スーパーとしては完全に赤字のサービスです。広告宣伝費という位置付けでしょうね。千日は買い物もせず2週間に1回スーパーライフで3.6リットルのRO純水を貰ってます。（お返しに宣伝）

尚、アルカリイオン水なる無料の水もありますが、コレは違いますので注意です。

ウォーターサーバーでは2リットルと3.8リットルを選べるようになってます。今回は水換えではないので2リットルを選択。

比重を合わせるには、水に対して人口海水の素を決めるので、はじめからジャスト2リットルという量を測って入れてくれるのはとても助かります。

この後、この容器に直接人口海水の素を入れてシェイクするので、3.8リットル容器に2リットル入れるのがミソですね。

この水がジャスト2リットルでないと作る人口海水の比重が狂ってきます。アクアリストの我々にとっては、

オマケしとくよ(^.^)

というのはありがた迷惑なんですよね(⌒-⌒; )気になる人の為に実際に測ってみました。千日は容器を２つ持ってるんです。使った測りはデジタルスケール5kgで誤差は±3g。

差し引きで2,067gですね。純粋な水の重さは小学校の理科で学んだ記憶が確かなら1リットル1,000gです。2リットルは2,000gということで誤差は67gです。

デジタルスケールの誤差も鑑みても、ほぼジャスト2リットル計量してくれているとは言えないようです。

3%オマケしとくよ(^｡^)

後述しますが、3パーセントの誤差なら人口海水の素を作るにあたっては比重にして約0.01の誤差となります。

ドリテックのデジタルスケールには0表示というボタンがあります。測りたいモノを乗せたままこのボタンを押すと、表示がゼロになります。

暗算の苦手な千日にはありがたい機能です。比重1.024の2.06リットルの人口海水を作るのに必要な人口海水の素はコーラルプロソルトでは76gです。

因みに2リットルジャストなら74gです。2リットルジャストだと思って人口海水の素を入れると、比重1.023の人口海水が出来る計算になります。この誤差をどう見るかは自己責任ということですね。

この方法の弱点は入れ過ぎても後戻り出来ないという点です。最後の方は慎重に入れて行きます。

2リットルの容器をシェイクします。溶けにくい人口海水でも5分もシェイクすればほぼ溶けきります。そして温度合わせ。少量なので流れの速い所から注げば問題無いですが、気になるならヒーターを入れて温めればすぐ上がります。

少量なのですぐに上がってしまいます。たまに容器を揺すって均等にしながら絶対に目を離さないようにします。

上がり始めるとホントすぐに水温が上がります。2度低い位でヒーターのコンセントを抜いて、ヒーターの余熱で温めます。

写真はGEXの小型のサーモスタット付きヒーターです。小型で水位が低くても全体が入りますし、縦にも入れられるタイプです。

ヒーターについては海水アクアリウム冬はヒーターの空焚きによる火災に注意！400度まで３分 - 千日太郎のアクアライフ乾燥するこれからの季節は気をつけてくださいね。ご紹介した商品は、トラッキング対応プラグが使用されており、熱帯魚用ヒーター安全対策評議会（SH規格）適合品です。