千日太郎のアクアライフ

千日太郎が海水アクアリウムの始め方、海水魚とサンゴの上手な飼育法を初心者向けに分かりやすく解説します

夏場の海水水槽の水換え 水温調節と水温計の重要性

夏場の海水アクアリウムの水換えで人口海水の水温を下げる

どうも海水アクアリウム初心者の千日です。初心者アクアリストがお送りする初心者が失敗しない為のお勧め情報、皆様の生温かくも広い目が更新の糧です。

今日は、アクアリウムの基本中の基本、水換えについて、特に夏場の注意点をまとめました。

夏場の水道水の温度は28度を超えます。

飼育水の温度は25度前後に設定してますので、そのまま温度を計らずに水槽に入れると生体は調子を崩します。
 
今日は小型水槽で夏場の水換えのコツについて書きたいと思います。ちなみに千日はスーパーライフの無料R.O純水を使ってますので家庭の水道水ではありません。
 

狙った比重に合わせて決まった量の水を用意する

千日の場合はスーパーライフの無料R.O純水専用のペットボトル3.8リットルが二つで7.6リットルと毎回決まってます。
 
人口海水の素は7.6リットルに対して必要な量を測ってスーパーまで持って行きます。
 

1リットルだけ残して人口海水を作るタンクに入れ、1リットルは別容器で冷蔵庫へ

エアコンの効いた室内で人口海水の素を溶かしても水を冷やすのはタイヘンです。0.2〜0.3度位しか下がりません。そこで、真水を一部だけ別容器に入れて冷蔵庫に入れて冷やすんです。
 
冷蔵庫に入れて冷やせば1リットルなら、人口海水の素が溶けきる1時間位で18度位まで水温は下がります。
 

1時間後に冷蔵庫で冷やした真水を注ぎ水温をチェックします

これで狙った温度まで下がれば問題ないですが、1度位しか下がりませんでした。
 

そこで保冷剤を下に敷きました

海水水槽を冷やす保冷剤

さらに1時間ポンプで撹拌して水温を1度下げることに成功しました。なかなか冷却はむつかしいですね。

しかし、まだ26.5度です。できればあと1度下げたい所です。

そこで氷を二掴みほど2重にビニール袋に詰めて入れました

あんまり直接入れるのは気が進まないんですけど、背に腹は変えられません。おそらく氷が溶け切った所で1度位は下がるはずです…
 
氷を直接入れる方が効率が良いのは分かってるんですけどね。カルキが抜けていない可能性がありますし、せっかくR.O純水を使ってるので少し時間がかかるのはしょうがないと思ってます。
 
そうこうしているうちに30分位で1度下がりました。やはりポリ袋越しでも氷を中に直接入れると早いです。
 

水温をチェックするのにデジタル表示の水温計があると便利です

予備の水温計
デジタル水温計で海水温をはかる
センサー部分をタンクに入れておけば、何かしながらでも、簡単に水温をチェック出来るので重宝してます。
 
普段は水温計ではなく、室温計として使ってます。ちなみに水槽内の水温を測る水温計もデジタル表示式のタイプです。
 
メインの水温計(写真右下)
海水水槽のメインの水温計はデジタル表示にしている。

水温計は必ず1日に一回はチェックします

デジタル表示の、見やすいものを選ぶのをお勧めします。かつてはガラス管のタイプのを使ってた時は殆ど水温を見ることはなかったです。
 
  • 夏場はクーラーの故障のリスクが常にあります
  • 冬場はヒーターの故障のリスクが常にあります
千日は冬にヒーターが寿命で壊れて、危うくサンゴを全滅させそうになったことがあります。ある日サンゴが今までになく縮まっていて水温をチェックしたら19度でした。
 
幸い全滅は免れましたがもう少し気付くのが遅れたら危なかったでしょう。
 

以上、千日のブログでした。