アクアリストの仕事は水換えだけ
どうも海水アクアリウム初心者の千日です。今日は飼育者の視点から、最適な水換えの頻度についてお話ししようと思います。
また、後半では私の水槽のこれまでの水換え頻度を公開します。
海水アクアリウムは難しいとか、⚪︎⚪︎の飼育は難しいなんて言いますけど、飼育者がすることは基本的に水換え=バケツリレーだけなんですよ。
飼育環境を整えるのは、ほぼバクテリアなどの微生物の仕事です。
- 彼らの仕事を邪魔せず
- 定期的に水換えする
これがアクアリストの唯一の仕事であり、それが出来ない時に失敗するんです。
飼育者の熱には波がある
つまり、あなたが無理なく水換え出来る頻度で水槽の管理をやればいいのです。しかし、飼育者の飼育熱には波があります。
飼育し初めの頃
- 水槽の中がいつも気になる
- レイアウトを微調整したくなる
- 水換えも楽しく苦にならない
こういう時に、ついつい生体の数を増やしてしまいがちです。しかし、こういう時期はいつまでも続くものではありません。
最も生体数が多かったころの千日の水槽
- 飽きてくる
- プライベートや仕事が忙しくなり水槽にかける時間が減ってくる
普通の人が趣味としてアクアリウムをやる限りは上記のような理由で、水槽に掛けられる時間は減る傾向にあります。
飼育して時間が経った頃
- 水槽の変化に鈍感になる
- レイアウトは完成する
- 水換えが面倒・苦痛になってくる
いつかこんな日がやってきます。どんなに見事な水景でも毎日見てたら飽きます。可愛い魚にしても同じです。
最も熱い時期に生体を増やしたツケがここでやって来るんです。
- 前のように水換えやメンテナンスをするのが億劫になります
- 水槽の調子は落ち、汚れてきます
- それを見てさらに億劫になって行きます
この負のスパイラルの行き着く先は水槽の崩壊です。
最も熱が冷めた時を基準にして生体の種類や数を決める
アクアリウムは一瞬の美しさを競う芸術ではありません。コンテストなどは例外ですけど、生体を長く、健康に、美しく飼育したい、というのが、多数派の飼育者の願いだと思います。
生体の寿命=飼育者の熱がさめるまでにしないための工夫が必要です。
最も熱が冷めた時に無理なく出来る範囲を考えて生体の数や種類を決め、頑なにそれを守る。
熱が冷めた時の水換えの頻度は2週間に1回
一般的なアクアリストが水換えをするのは休日です。
平日に仕事から帰ってオフに切り替わった精神状態で水換えをするのは、辛いという人が多いからです。
熱が冷めた飼育者にとって、水換え=バケツリレーは『よっこらしょ』と重い腰を上げなければならない作業です。または『エイヤッ』と気合いを入れて取り掛かるような作業です。
想像して下さい。
そんな作業が毎週の休みにやって来る…
ウンザリしませんか?
だから毎週ではなく隔週、すなわち2週間に1回というのが熱の冷めた時でも比較的無理なく継続出来る水換えの頻度なのです。
フィルターや濾過槽、クーラーの掃除を間に挟める
外部フィルターや濾過槽、クーラーの掃除はある程度定期的に行う必要がありますが、これらの掃除は硝化バクテリアや反硝化バクテリアなどの濾過細菌をも減らしてしまいます。
なので、水換えと掃除を同時にやってはダメなんですけど、この掃除も大概面倒です。
- 掃除は休日にやりたい
- 水換えもしなければならない
普段から2週間に1回のペースで水槽を維持出来ていれば、水換えした翌週の休日に掃除をすることが出来ます。水槽の環境にも優しいです。
千日の水槽の水換え頻度を公開します
千日が小型水槽を崩壊させてしまい、復活プロジェクトを立ち上げた2015年1月4日から現在までの水換えの間隔をグラフにしました。
1月〜10月の水換え頻度
縦軸は水換えから水換えまでの日数です。
- 8月までは、ほぼ1週間に1回のペースですが、9月〜11月で急に延びてしまってますね。
- 4月ごろに間隔が伸びているのは、2週間に1回ペースにしようとトライしたんです。しかし断念して、1週間に1回ペースに戻しました。
- 6月ごろに1回だけ短いペースになっているのは、旅行に行くためです。
各月の平均の頻度は下表このようになります。
月別の平均水換え頻度も、上記の実態を反映したものになっていますね。これらは、今までのブログの記事から拾ったデータです。
ブログに飼育日記を書いていると、こういう時に便利ですね^o^
水換え頻度は2週間に1回という理想に近付いています
このまま安定して行けは、そろそろ外部フィルターを掃除しないとです。実は設置してから約3年?掃除してないんですよね〜
開けるのが恐い;^_^A
また、掃除した際にはレポートします。
👇掃除した時の記事です👇
初めてのエーハイム クラシックフィルターの掃除 ろ材は触らない - 千日太郎のアクアライフ