千日太郎のアクアライフ

千日太郎が海水アクアリウムの始め方、海水魚とサンゴの上手な飼育法を初心者向けに分かりやすく解説します

人口海水の白濁の原因と対策 海水アクアリストの慣れによるミスに注意

人口海水が白濁する理由とその対策について

最近、YouTubeを導入したので動画を積極的に利用して海水魚飼育、サンゴ飼育の魅力をお伝えして行きたいと思います。
 
前の水換えが2015年4月18日でした。7日目の水換えです。最近は10日前後位にしてたのですが、水換えから4日位でガラス面に苔が付くようになってきたので少し水換えのインターバルを短くします。
小型のサンゴ水槽全景
例によって『ライフ』という名のスーパーマーケットでゲットした無料のR.O純水での水換えです。
水換えの手順についてはこちらの過去記事をどうぞ。
水換えの手順を以下にまとめます。
  1. 飼育水の比重を調べる
  2. 飼育水と同じ比重の人口海水を作る
  3. 完全に人口海水を溶かす
  4. 人口海水は飼育水の水温と同じにする
  5. 海水を抜く時は全ての電源をオフにする
  6. 海水を注ぐのはゆっくり馴染ませるように注ぎ、一気に注がない

太字にした所は、慣れてくるとつい端折ってしまいがちなプロセスです。

慣れてくると比重を測るのって意外と面倒なんです(片付けが)

潮水につけた比重計を真水で洗って干すだけなんですけどね。

海水水槽って安定してると、普段は殆ど何もすることが無い変わりに水換えが本当に面倒なので、ついつい慣れると比重のチェックを怠りがちです。

また、比重が少しずつ上がっても生体は徐々に変化する比重には意外と対応するので、生体が調子を崩した頃にはとんでも無く比重が上がっていることも珍しくありません。

人口海水の素はなかなか溶けにくいが、かけ過ぎもNG。白濁対策。

人口海水の素は食塩と違っていろんな微量元素を含んでおり、これを完全に水に溶かすのには、2時間以上かけます。
 
結構この人口海水の素というのは、扱いがデリケートで、温度が上がるとカルシウムが溶けずに白い膜のようになってしまいます(白濁)。お湯で溶かすのはご法度です
 
長時間撹拌し過ぎてもそうなるみたいです。また、一気に人口海水の素を入れると部分的に飽和点に達してしまい、上手く溶けない(白濁)という話も聞きます。
 
また人口海水の素が湿気を吸ってダマになっている場合は成分が変質してしまっていて、正常な海水にはならなりません(白濁)。まとめ買いをする場合は湿気が入らないように細心の注意が必要です。
 
千日が使っているコーラルプロソルトは比較的溶けにくい部類ですが、2時間で問題無く溶けてます。白濁がなかなか取れないという場合は手順をもう一度見直した方がいいかもしれません。
 
参考に水換え直前と直後の水槽の様子を比較してみましょう。

直前

直後

YouTubeの動画での比較です。ほぼ変化は無いです、少しコエダナガレハナサンゴ(一番上の緑のアフロ)が小さくなってますが、これは照明を消したことによるものだと思います。あまり気にしすぎても疲れるだけですね。
 
しかし水換え中にサンゴがポリプを閉じたり、ミューカス(ネバネバ)を出したりする場合は何らかのストレスがかかっているということですので、水換えを見直した方が良いかもしれません。
 

以上、千日のブログでした。