千日太郎のアクアライフ

千日太郎が海水アクアリウムの始め方、海水魚とサンゴの上手な飼育法を初心者向けに分かりやすく解説します

アクアリウム冬の水換えで注意すること 湯沸し器のお湯はNG

秋から冬の水換えでは水を温める必要があります

どうも、海水アクアリウム初心者の千日です。秋はまだしも冬の水換えは、水が冷たいのと寒いのとで億劫になりがちですね。
 
それに、冬は乾燥しますので注意して足し水をしていかないと、どんどん海水の比重が高くなります。
 
なんて言ってる千日はというと、前の水換えから既に2週間プラス3日経過してます(汗)。
 
まだ寒くないんですけどね。これでは先が思いやられる…ということでライフという名のスーパーマーケットへRO水を汲みに行きました。
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ライフのRO水についてはこちらの過去記事をどうぞ。
 
 

湯沸し器の管は銅製なので銅イオンが含まれるのでNG

水温は22度でした。これを25度まで温めなければなりません。ちょっと面倒ですよね。
 
  • 水換えを手早く済ませたい
  • 足し水をサッサと終わらせたい
 
そこで手っ取り早く水を温めるために考えるのがコレです。
湯沸し器のお湯を混ぜる
ちょっと待ってください!
 
湯沸し器の管は熱の伝導率が高い銅で出来ています。つまり、湯沸し器から出る水には銅イオンが含まれるんです。
 
 

銅イオンは濾過バクテリアを殺します

銅イオンには殺菌作用があり、魚フンや食べ残しなどの有機物を分解してくれる濾過バクテリアをも殺してしまうんです。
 
おばあちゃんの知恵袋で排水口に十円玉を置いておくと、ヌメリが取れるというのがありますよね。
 
これは十円玉の銅が水に溶けて、銅イオンになり、菌のコロニーを分解するからなんです。
少しくらいなら大丈夫?

いいえ、全く大丈夫じゃないです。水槽は自然の河川や海と違って閉じた世界です。水換え・足し水の度に銅イオンが蓄積していきます。

 
それに、どんな大型水槽でも自然の河川や海洋と比べたらちっぽけなものなんです。
 
 

手っ取り早く温めたい場合は電子レンジでチン

電子レンジは水分子だけを振動させてその摩擦熱によって水を温める仕組みになっていますので、余分なものが飼育水に混入することがありません。
 
水換えの時は、人口海水の素を溶かしながら予備のヒーターでゆっくり温めるんですけど、足し水はサッサとやりたいですよね。
 
冬場は特に蒸発して比重が上がりやすいのでマメに足し水をします。千日はライフで汲んで来たRO水を足し水用に冷蔵庫で保管してます。
 
少量なら少々冷たくても大丈夫かもしれません。しかし、より水槽のバクテリアの負担を少なくするには温度を合わせた方が安全です。
 
特に30cm×30cm×40cmの千日の小型水槽では、総水量が少ないですから、温度変化には気を使っています。
 
なので、冬場に限らず足し水をする時は冷蔵庫のRO水を電子レンジでチンして温度調節に使っています。電子レンジならすぐにお湯になりますので大した手間にはなりません。
 
小型水槽では特におすすめですよ。
 
 

水換え直前に珍しいハードチューブの排泄シーンが撮れました

ハードチューブはココワームとも言い、所謂ゴカイの仲間です。管の中身はゴカイです。
 
これは水換えの直前に撮れた珍しいハードチューブの排泄シーンです。花のような鰓冠(さいかん)から点々と糸を引くように排泄します。
 
そういえば最近は餌を与えてませんが、いったい何を食べてるのか?
フンをするということは何か食べてるんでしょうね。
 
それにしても水換え前にフンをしておくなんて、虫のクセに空気読み過ぎです。その上自分の排泄シーンをiPhoneで撮影させ、YouTubeで拡散させるという神対応ぶりです。
 
そんなんじゃ気苦労が絶えないでしょうね。
 

以上、千日のブログでした。