千日太郎のアクアライフ

千日太郎が海水アクアリウムの始め方、海水魚とサンゴの上手な飼育法を初心者向けに分かりやすく解説します

海水アクアのコツは上手な手の抜き方にあり お手軽な人口海水の作り方

水換えの手間を軽くしたい

どうも海水アクアリウム初心者の千日です。水換えって面倒ですよね、なんとか楽に手早くやってしまいたいものです。
 
今日は週に1回水換えしている千日が、お手軽な水換え方法をご紹介しましょう。ただし、海水アクアリウムは電気のそばで海水を扱うので安全にも配慮しなくてはなりません。
 
これからご紹介するのは、それらのリスクにも対応した方法です。
 

お手軽に人口海水を作るコツ

人口海水を作る時には飼育水に比重と水温を合わせないといけませんよね。そして比重を合わせるには、水の量と人口海水の素と両方を計らなくてはなりません。
 
 

スーパーの無料RO水を貰うことで水の計量を省く

千日はスーパー『ライフ』の無料のRO水を使っています。RO水はカルキを抜く必要も無いですし、その他水道水に含まれるリン酸や硝酸塩をゼロに出来ます。
スーパーにある機械は業務用ですし、飲料水としての用途ですから整備も定期的に行われています。機械の横辺りに最後にチェックした日付けを記録した紙が貼ってあるはずです。
 
また専用のボトルに決まった量を出す仕組みになっていますから水の量を計る手間を省くことが出来ます。
 
但し、約3%程度多めに出る仕様になっています。この誤差は人口海水の素を3%多めに入れて調節します。
 
 

アイデア商品のカップ型キッチンスケールで人口海水の素を計量する

便利なキッチンスケールを見つけました。カップ付のキッチンスケールです。この中に人工海水の素を入れて、そのまま溶かすRO水に入れることが出来ますね。
f:id:sennich:20160214220039j:image
値段は2千円弱なので普通のキッチンスケールと同じ位の値段です。
 
 

10リットルタンクに人口海水の素を移し、RO水をドバッと注ぐ

実はこれは順序が逆なので注意して下さい。本当は水を入れた状態から少しずつ人口海水の素を入れるべきなんです。
 
少量の水に対して人口海水の素が多いと、ナトリウムが先に飽和点に達してマグネシウムが溶けない(白濁)という現象が起きます。
 
従って人口海水が飽和点に達しないように、水を先に入れた状態から少しずつ人口海水を足していき、かき混ぜるのが正しいやり方です。
 
しかし面倒ですよね。
 
そこで千日は、まず空のタンクに人口海水の素を入れて、左右に揺すり底に満遍なく人口海水が散らばらせます。
 
そこにに勢いよくRO水をドバッと注いでかく拌させることでナトリウムが飽和点に達してしまうのを防いでいるんです。
 
順序を逆にしているのでドバッと水を注ぐ訳です。そして蓋をして、シェイクします。上手く出来れば白濁しませんが、失敗するとマグネシウムが溶けずに白濁するので1回分が無駄になってしまいます。
 
その後、水中ポンプを入れて約2時間放置すると溶けきります。
 

水中ポンプを入れて放置 ヒーターを入れるのは人口海水が溶けきってから

ヒーターを入れた状態で放置するのは危険です。火災の例も報告されています。水に入っていない状態でヒーターが作動すると約3分で炎が上がります。
 
事実、海水水槽の水換えの為にバケツでヒーターを使用し、子供を迎えに行って帰って来たら炎が上がっていたという例も公表されています。
 
ヒーターを固定していない状態で目を離すのは空焚きから火災のリスクが常にあることを肝に銘じておきましょう。
 
千日は縦に入れても大丈夫で、トラッキング防止機能付、万一空気中に出ても温度センサーが働くタイプのヒーターを使っています。
 
ヒーターを使っていなければ、火災のリスクはありませんからその間何をしてても、家を空けても問題ありません。溶かしている間はストレスフリーです。
 
 

ヒーターを入れてから水換えの準備 デジタル水温計で水温を確認

だいたい千日の小型水槽の水換え量(10リットル未満)なら30分位で目標の温度になります。千日は何かしながらマメに温度を確認出来るように、デジタル表示の水温計を使っています。
 
普段使わない時は室温を表示させています。
 
ヒーターを入れてから、
  • プロテインスキマーを掃除したり
  • バケツとポンプを準備したり
  • ガラス面の苔を掃除したり
そんなことをしてて気が付いたら水温が上昇し始めるでしょう。目標の水温の1度手前位でヒーターのコンセントを抜き、余熱で温めます。
 
こうしておけばヒーターを洗う時に火傷することもありませんし、徐々にヒーターが冷えるのでヒーターも長持ちしますよ。
 
 

まとめ

色々道具を使ってますよね(^_^)a使いすぎかもしれませんが、道具で作業が楽になる又は正確性が上がって安全に維持出来るなら道具を使おうというのがポリシーです。
 
また、ヒーターや水温計はメインで使っているものが故障した際にすぐ使うことが出来るので保険にもなりますし。
 
 

今日の水槽

相変わらずジョーフィッシュのエサ食いはイマイチです。ハードチューブには海藻が絡み付いて、ここ最近は鰓冠を出さなくなりました。
 
見た目には分かりませんが色々と問題を抱えています。
f:id:sennich:20160214214420j:image

以上、千日のブログでした。