マンション住まいのアクアリストが最も恐れる水漏れ
どうも海水アクアリウム初心者の千日です。アクアリストに『最も恐れていることは?』というアンケートを取ったら、トップは階下への水漏れでしょうね。
そんなアンケートは無いですけど、多分間違いないと思います。今日は水漏れについての注意点を書きます。派手な水漏れも怖いですが…ジワジワ水漏れも怖いんですよ。
ジワジワ滲むように漏れる水漏れは、水がコードを伝ってコンセントを錆びさせ…
トラッキング現象(ショート)によって火災に至るケースもあります。
今日は二つの水漏れについて、注意点とコツをまとめます。
- 配管の繋ぎ目から滲むように漏れる
- オーバーフローシステムの水槽の水が文字通りオーバーフローする
1.配管の継ぎ目からの水漏れには気付きにくい
千日は淡水水槽時代にコレをやって新築マンションのフローリングにシミを作りました。
継ぎ目がカビで黒ずんでしまったフローリング
外部フィルターのホースの継ぎ目から滲むようにちょっとずつ水漏れしてたことに約3年間、気付きませんでした。
これは妻にめちゃくちゃ怒られました;^_^A
下手をしたらアクアリウムの趣味を辞めなければならなくなりますので、十分に気をつけましょう。
私が失敗から学んだ教訓とコツ
- 教訓=壁と水槽の背面の間を空ける
- コツ=配管の下にランチシートを敷く
壁と水槽の背面は上半身を入れて作業出来る位の余裕をもたせています。
- 通気性を良くしてカビが生えにくくする
- 壁と水槽の間に十分なスペースを空けて水漏れに気付きやすくする
という効果があります。
ランチシートは百均なんかで売ってるので十分です。撥水性を利用するので、プラスチックっぽい材質がオススメです。
もしも水漏れした場合にフローリングが水分を吸い込む前に食い止めてくれます。
2.オーバーフローシステムのオーバーフローのリスク
次に怖いのは水槽の水が溢れ洪水になることですね。
オーバーフローシステムは非常に理にかなった濾過システムですが、名前の通りオーバーフローのリスクがあります。
一般的なオーバーフローシステムの仕組み
オーバーフロー水槽は、飼育水槽に筒を突き刺したような形状になっています。この筒から下の濾過槽に飼育水を落とし、濾過水槽から水中ポンプできれいな水を飼育水槽に戻すようになってます。
オーバーフローシステムのメリット
オーバーフローシステムは、飼育水が空気に触れている表面積が広く、飼育水に酸素が溶け込みやすいというメリットがあります。
飼育水に酸素が多く溶け込むということは、その分、濾過バクテリアの量も多くなるということです。
オーバーフローシステムの水漏れリスク
- 飼育水槽→濾過水槽に水を送る筒に生体が詰まった
- 停電や故障でモーターが停止した(サイフォン式の場合)
サイフォン式というのは、飼育水槽から濾過水槽に水を落とすのをサイフォンの原理で行う方式です。灯油ポンプの原理で、水槽に穴を空けなくても飼育水槽から下の濾過水槽に水を送ることができます。
サイフォン式はオーバーフロー専用の穴の空いた水槽でなくてもオーバーフローシステムを導入できます。
しかし、ポンプが故障して停止すると、サイフォンの原理で飼育水槽から濾過水槽に水が落ち続け、濾過水槽が溢れるというリスクがあります。
この点、普通のオーバーフロー水槽ならばポンプが停止しても水が溢れるということはありません。
オーバーフローシステムを導入していて、飼育水槽や濾過水槽から水が溢れてしまったという事故は方々で聞きます。オーバーフローシステムは、その優れた濾過能力と引き換えにリスクを負うことを覚悟しておきましょう。
オーバーフローの色んな人の失敗例からの教訓とコツのまとめ
- 教訓=損害保険に入っておく。どんなに対策をしても100%の安全は無い。
- コツ=水位に余裕を持たせる
- コツ=水位センサーを付ける
- コツ=水槽台の下に排水パンを自作して万が一溢れた場合、溢れた水を屋外に排出するようにする
- コツ=一戸建てに住み、水槽は一階に置く
まとめ
千日がアクアリウムをはじめたキッカケはマンションの購入でした。インテリアとしても綺麗ですし、見ていてとても癒されます。
アクアリウムは哺乳動物のような臭いも無いですし、部屋を汚すことも無いですが、このように意外とリスクはあるんですよね。
しかしですね
見ていると癒されるんですよね。サンゴは広大な海洋の1パーセントにも満たない清浄な海にだけ生息している生き物です。
水槽動画 幻想的なLPSサンゴのクローズアップ
自宅のリビングに、自分のすぐ目の前に人工的とはいえサンゴ礁の海を再現出来るのとても魅力的ですよ( ^ω^ )