ライブロックを水中ボンドで固定するやり方
アクアリウム初心者、千日が送る海水水槽復活プロジェクトの定点観測シリーズです。
昨日のブログカクオオトゲキクメイシの突然の不調と超回復の原因はマガキガイだった - 千日太郎のアクアライフの続きです。マガキガイによるライブロックグラグラ攻撃の対策を講じます。
ライブロックグラグラ攻撃とは…
当ブログで、ライブロックグラグラ攻撃とは、マガキガイがライブロックの隙間で活動することでその上に乗っていたサンゴがストレスで縮んでしまう現象を言います。
一般的な表現ではありませんので、これを使って恥をかいた!という苦情は受付けませんので悪しからず。
対策①マガキガイを入れない
これが根本的な解決となります。事実、マガキガイによるレイアウトクラッシュを嫌ってマガキガイを入れないアクアリストもいます。
マガキガイの他に底砂の掃除をしてくれるメジャーな生き物をご紹介します。
ヤドカリ
ヤドカリは家を背負って歩く姿が可愛らしく、引越しの生体を観察出来るので見ていて面白いですね。その反面、彼らはパワフルでマガキガイ以上のレイアウトクラッシャーです。
黒ナマコ
砂を食べて排出する能力は高く、マガキガイ以上です。ライブロックに登ることもありますがレイアウトを崩すことはありません。最高の掃除屋です。その姿に目をつむれば…
予備知識の無い人が見たら、黒いウ○コが砂に乗っているようにしか見えません。
また、ナマコが死ぬと死体から毒素を分泌させます。小型水槽では命取りです。全く気が休まりません。見えない場所や手の届かない場所で死亡されたら…
そういうわけでマガキガイを退場させる訳にはいかないんです。
そこで対策②ライブロックをボンドで固定する、で行きます。
水槽用ボンドで固定します。水槽用ボンドはたいてい2色ラインナップされてます。白と赤紫です。海水水槽では赤紫の石灰藻カラーがオススメです。
写真の道具を使います。水槽用ボンドはボンドというよりパテですね。スティック状になってます。
水槽用ボンドをハサミで適当な量を切り分けます
金太郎飴のような状態になっています。水槽用ボンドはこの2種類のパテをこねて混ぜ合わせることで粘着力を出す仕組みになっています。
2〜3分こねるとこんな感じです
説明書では手が荒れるので薄手の手袋をしてこねるようにと書いてますが、薄手の手袋なんて持ってませんのでサランラップでこねます。
二つのパテが混ざると弾力のある粘土のような質感になります。こうなると、硬化が始まります。貼り付けは狙った場所に手早くやりましょう。
貼り付けました、けっこう目立ちますがこれがベターです
これで隙間にマガキガイが入ることは出来なくなりました。上と下のライブロックを固定しているのでマガキガイが別の所から入り込んでもグラグラ攻撃出来ません。
パテが見えないようにライブロックの裏側に付けることも出来ますが、そうすると外したい時にライブロックを持って力ずくで引っ張ることになりますので山全体を壊してしまうリスクがあるのです。
外から見える場所ならマイナスドライバーなどでパテだけを剥がすことが出来ます。付けたばかりの時は目立ちますが、徐々に周りと馴染んで目立たなくなります。