プロテインスキマー海道河童のレビュー
今日は千日の水槽で使用しているプロテインスキマー、海道河童をご紹介します。
前回の水換えが2015年1月9日ですので七日たちました。水換えです。こうやってブログを書くと水換えをサボれなくなるので、良いような悪いような…
例によって『生命』という名のスーパーマーケットへRO水を取りに行き…以下省略します。
シアノバクテリアの様子
2015年1月16日(下書き時点)
2015年1月14日(最後のお鍋のオタマ作戦直後)
シアノバクテリアは少し増えてはいますが、明らかに先週よりもそのスピードは鈍化しています。やはり役目を終えたら去っていくのがヒーローなんですね!
ベラ「次は何処へ行くのさ?北かい?南かい?」
プロテインスキマー 海道河童
今日はプロテインスキマーという海水水槽器具について少し書きたいと思います。
プロテインスキマーは直訳しますと「タンパク質こしとり器」となります。魚やエサの食べ残しから生じる水槽の汚れの主成分はタンパク質です。
濾過バクテリアはこのタンパク質を最終的に生体に比較的無害な硝酸塩という物質にまで分解するのですが、サンゴはこの硝酸塩でも調子を崩すのです。
また、海水は淡水よりも酸素が溶けにくいらしく、タンパク質を分解する好気性の濾過バクテリアが増えにくいのです。
プロテインスキマーは海水に微細な泡を発生させ、鍋のアクを浮き出させる要領でタンパク質のゴミを泡と一緒に水槽から排除する仕組みとなっています。
濾過バクテリアが働く前に汚れのもとになるタンパク質を取り除き、同時に微細な泡で空気との接触面積を増やすことで少しでも飼育水に酸素を溶け混ませる、まさに海水アクアリウムの必需品です。
この海道河童(かいどうかっぱ)、名前がダサく、形もモッサリしてますが、老舗の神畑養魚株式会社の看板商品だけあってかなりのスグレモノです。
大と小がありますが私のような初心者で外部濾過の小型水槽に挑戦される方には断然大をお勧めします。
上の写真のように、空いたスペースに色んなモノを仕込むことができるんです。
左から
- 底砂の入れ替えをしようと思って準備していた粗めのサンゴ砂(ネットに入れて結束バンドで口を締めてます)
- 自作のバイオペレットリアクター(機会があれば記事を書きます)
- プロテインスキマーの心臓部です。この筒の中で微細な泡を発生させてます
左の二つが水槽内にあると、結構目立ちます。そういう鑑賞上見せたく無いけど必要なモノをセットできるんですね。
再びシアノバクテリア先輩 愛称『ベム』
写真中央のライブロックにへばり付いているシアノバクテリア先輩とは、共存の道を模索しようと思います。シアノバクテリア先輩という名前は長いので、面倒な時は『ベム』と呼ぶことにします。
水換え後
特段の変化はありません。肉眼で見ると白い底砂の所々に緑苔が見えますが、これは問題ないです。