千日太郎のアクアライフ

千日太郎が海水アクアリウムの始め方、海水魚とサンゴの上手な飼育法を初心者向けに分かりやすく解説します

カリビアンシーホースの飼育環境とエサやり

水槽用クーラーと生餌が必須であることを除けば飼育は比較的容易と言われます

どうも海水アクアリウム初心者の千日です。カリビアンシーホースをはじめとするタツノオトシゴの仲間はとてもデリケートな性格です。
 
しかし水槽に導入してから、翌日にはもう餌の冷凍ホワイトシュリンプを食べはじめました。
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国産ブリードですし、さらにショップで実際に餌を与えてもらい、中でも積極的に取りに行く個体を選びましたので、当然といえば当然なんです。
 
個体選びのコツです。
 
ちゃんとした専門店ならエサ食いの良し悪しは最重要ポイントだと分かってます。『エサを食べるかどうか見せて』と言えばやって見せてくれますよ。
 

カリビアンシーホースの飼育環境

適応する水温は20度から28度の範囲と言われますが、ショップで直接聞いた方が良いです。温度変化には極めて弱いので水槽用クーラーは必須です。
 
千日の個体は幼魚なので4センチ位です。カリビアンシーホース最大で15センチ位になりますが、動きが遅く行動範囲も狭いので30cmキューブ水槽でも飼育可能です。
 
総じて彼らはエサを見つけるのが苦手です。水温と水質を維持出来る範囲なら、むしろ狭い方が良いのではないかと思います。
 
また、タツノオトシゴの種類は水流が強いとうまく泳げません。サンゴを飼育している場合は水中ポンプなどで人口的に水流を作りますが、タツノオトシゴと飼育する時はなるべく水流を弱くしたほうが良いです。
 
下の写真のようなLPSハードコーラルが中心の千日のサンゴ水槽なら、水流が強すぎるということは無いですので、ちょうど良い水流でしょう。
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カリビアンシーホースの餌食いは奥ゆかしい(水槽動画)

タツノオトシゴの泳ぎは奥ゆかしくも優雅です。
 
千日のカリビアンシーホースはまだ幼魚で体色が真っ黒なこともあって、まるで黒いドレスを着た貴婦人のような物腰です。この、スゥーっと音も無く動く感じは幽玄な能の所作を思わせますね。
 
冷凍のホワイトシュリンプを与えた時のカリビアンシーホースをYouTubeにアップした動画です。
 
コレでも比較的活発に動いている方なんですヨ。普段は海藻やライブロックに尻尾を巻き付けてジッとしてることが多いです。
 
餌がある…
食べようかな…どうしようかな…
(水流に流れて行く餌)
アッちょっと待って…
 
こんな感じですね(^_^)a
 
カリビアンシーホースにとって一番良い餌は生餌のイサザアミです。しかしイサザアミを生きたままキープしておくのは難しいです。
普段は冷凍餌を解凍して与えるようにして、たまにイサザアミを与えるようにすると良いです。
 
冷凍餌で最もメジャーなのは、冷凍ブラインシュリンプですが、冷凍ホワイトシュリンプの方が栄養価が高いです。が、少し値段も高いです。栄養価と値段は比例します(笑)。
 
タツノオトシゴの仲間は餌を取るのが苦手ですから与えた餌の一部しか食べられません。
 
  • 多くの餌が食べられずに汚れの元になってしまいます。
  • だからと言って餌を減らすと痩せて落ちてしまいます。
 
飼育は比較的容易と言われますが、この辺りの匙加減が難しい感じですね。
 
イエローヘッドジョーフィッシュとカリビアンシーホース、我が家のカリブ海ブラザーズの初のツーショットです!いや〜楽しいデスうふふ(-_^)
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以上、千日のブログでした。