初めてのソフトコーラルの飼育
どうもサンゴ飼育初心者の千日です。ソフトコーラルは、一般的にはサンゴ飼育の初心者向けのサンゴだと言われています。
千日の小型水槽はハードコーラル水槽なんです。ソフトコーラルが入るのは初です。サンゴ飼育をしていない人にとっては『何それ?』ですよね。簡単にその区分を説明します。
- ソフトコーラルとは骨格を持たない柔らかいサンゴ
- ハードコーラルとは硬い石灰質の骨格を持つサンゴ
千日が主に飼育しているハードコーラルは、外の共肉こそぷにぷにユラユラしていますが、中心に硬い骨格があるんです。
ソフトコーラルというのは、中に硬い骨格を持たないサンゴということです。このソフトコーラル、ハードコーラルという区分は学術的な区分ではなく、アクアリスト界隈で使われる言葉です。
カタトサカ ピンクパープル
能書きはこの辺にして、ドーンと見せちゃいます!このカタトサカ ピンクパープルはフリーウォーターさんで購入しました。
カタトサカ ピンクパープル
ちょっとピンクパープルのクリスマスツリーみたいじゃないですか?
数日前にhttps://sennich-aqualife.hatenablog.jp/entry/20151204231845を公開しましたが、このツリーを買ったことはサプライズではなくシークレットです(^_^)aエヘヘ。
お値段は4,000円弱、千日がサプライズで買ったクリスマスツリー(120cmで1万円)より安いです。ただ今回のツリーは生きていて、全長は6cm。
キレイ過ぎてイミテーションみたい、本当に生きてるの?
初めてサンゴ水槽を見る人には良く言われますが生きてます。その証拠、カタトサカ ピンクパープルを入海させた直後の、ポリプ(=口兼肛門)が開いていない状態の写真です。
導入直後で萎んでいるカタトサカ ピンクパープル
ね?ポリプが萎んで全体的に縮んでいて、さっきと全然違うでしょう?生きてます!
カタトサカの飼育条件と水槽内のレイアウト
海水水槽の正面からの全景
照明による色揚げ
ソフトコーラルは比較的許容範囲が広いので、そんなに神経質になる必要はありません。一般的にサンゴの導入したては強い光が良い結果を生みます。
色揚げのために照明の配置を変えました。ピンク色を発色させるために、UVのスポットが当たるようにして、シアンのスポットライトを後ろの目立たない部分に変えています。
強い水流を好む
カタトサカはトサカと言われる区分のソフトコーラルです。トサカは強い水流を好むんです。千日の小型水槽でひときわ水流の強い場所に置きます。
この場所は水槽のライブロックの山の後ろに隠れている外部フィルターの排水パイプからの点の水流が、右側のガラスにぶつかり面の水流となって、跳ね返って来る所です。
図で表すとこんな感じです。
水色の線で描いたパイプがライブロックの山の後ろにあります。このパイプの先は偏平に潰れたようになっていて勢いよく水流が出るようになっています。ホースの水を遠くに飛ばすのにホースの先を親指で潰すのと同じ原理ですね。
この水流がガラスに当たって跳ね返る場所が、今現在カタトサカを置いている場所になります。点ではなく、面の流れで、かつ速い流れがある場所です。
給餌は不要
好日性のサンゴですから餌やりは基本的に不要です。餌やりが不要とは少し意外な気がするんですが、少なからずポリプ(口兼肛門)から何か食べているんでしょう。
速い流れを好むということは、それだけ多くの水に触れるということで、そこから海中のプランクトンを捕食しているのだと思います。
YouTubeに動画をアップしました
動画の最初、カタトサカのクローズアップから始まります。小さなポリプが沢山付いています。このポリプから小さなプランクトンを捕食しているんですね!