イエローヘッドジョーフィッシュは小型のサンゴ水槽で飼いやすい魚です
どうも、海水アクアリウム初心者の千日です。今日は私が30cm×30cm×40cmの小型水槽で飼育しているイエローヘッドジョーフィッシュをご紹介します。
千日が海水水槽を始めたのは、サンゴとこのイエローヘッドジョーフィッシュを飼育したかったからです。
このイエローヘッドジョーフィッシュは底砂を掘って巣=自分の家を作るという生体があり、小さな水槽でもその生態を観察できるんです。
自然界でのイエローヘッドジョーフィッシュの生態
自然の海では海底が小石混ざりになっているガレ場に穴を掘って単独で住んでいます。明け方のまだ薄暗いときに穴から出てきて、エサを探す。とても臆病な性格です。
なので、イエローヘッドジョーフィッシュを飼育するときは、他に魚のいない単独飼育が向いています。つまり、あまり生体を入れられない小型の水槽に向いているんですね。
千日式飼育法なら、底砂を厚く敷く必要はありません
ジョーフィッシュに巣を作らせるために、底砂は必須です。また、体長7~8㎝くらいになるジョーフィッシュの身体がすっぽりと入る穴を掘らせるために最低でも5cm位の厚さが必要と言われています。
しかし、厚い底砂は止水域が出来て、有害な硫化水素が発生するというリスクと隣り合わせです。そこで千日はライブロックでトンネルを作る方法でその問題をクリアしました。
詳しくは海水アクアリウム 小型水槽でジョーフィッシュを飼育する為の底砂とライブロックの岩組み(みんな大好き100均)実例動画 - 千日太郎のアクアライフに書いてます。
この方法なら、そんなに厚く底砂を敷く必要はありません。この方法でも大きな口で小石を加えて巣を作る姿を見ることができます。
サンゴを底砂に置いてはダメ
ジョーフィッシュは巣を作る際にその大きな口で小石や砂を運びます。また、家のメンテナンスや掃除をするのに不要なごみや小石を口で咥えて外に捨てます。
海に潜ってもなかなか見ることのできない、その生態を間近で見ることができます。
一方でサンゴを飼育するときは、サンゴを底砂やジョーフィッシュの家の入り口近くに置くと砂や小石をぶつけられてサンゴが弱ってしまいます。
サンゴと一緒に飼育する場合はサンゴのレイアウトを少し工夫する必要があります。
- サンゴを底砂に置いてはダメ
- サンゴをジョーフィッシュの巣の入り口付近に置いてはダメ
イエローヘッドジョーフィッシュとサンゴを同じ水槽で飼育する時の注意点です。
家の前を掃除するイエローヘッドジョーフィッシュの動画
- 動画 8秒 家の前に流れてきた海藻を口に咥えて捨てに行く
- 動画18秒 大きな口を開けてあくび
- 動画24秒 また流れてきた海藻を口に咥えて遠くに捨てに行く
- さらに後半はサンゴ(黄色いのはスリバチサンゴ、緑のはコハナガタサンゴ)とハードチューブ(赤いフサフサ)です。
仕草が人間っぽいですね!
また、ごみが流れて来ないか気にしているみたいに見えませんか?
イエローヘッドジョーフィッシュは、魚類です。魚に感情なんてないと思うんですけど、もしかしたら感情があるんじゃないのかな?なんて思いたくなるような…どこか人間臭いんですよね。
小型水槽で海水魚を飼ってみようかなという人は、おそらくカクレクマノミを飼育する人が多いと思うんですが、イエローヘッドジョーフィッシュもイイですよ!
大いに迷ってください^o^