千日太郎のアクアライフ

千日太郎が海水アクアリウムの始め方、海水魚とサンゴの上手な飼育法を初心者向けに分かりやすく解説します

アクアリウム立ち上げのススメ 水槽立ち上げは秋から冬がおすすめです

秋~冬は水槽の立ち上げに最適

どうも海水アクアリウム初心者の千日です。すっかり秋めいてきましたね。千日が初めてアクアリウムを立ち上げたのは12月でした。

寒い冬は水も冷たいし、あまりアクアリウムに向いてないように思いがちですが、実は最高の季節なんです。

特にこれから水槽を立ち上げようという初心者の方ならば断然、秋から冬がおすすめです。

イエローヘッドジョーフィッシュとサンゴの水槽 

水を温めるのは簡単だが、水を冷やすのは大変

夏の水道水の水温はしばしば28度を超えます。水棲生物の適温は約25度前後ですので、水換えをするときは、水道水の水を冷やさなければなりません。

水を温めるのは予備のヒーターで簡単に温められます。

水を冷やすのにさすがに予備のクーラーは無理ですよね。

氷を入れる?

氷はカルキ抜きしてません。サンゴを飼育する人なら飼育水をRO純水でやっている人も多いと思います。千日はRO純水をあらかじめ冷蔵庫で冷やしておき、これを入れて温度調節してました。

夏場の海水水槽の水換え 水温調節と水温計の重要性 - 千日太郎のアクアライフ

当然冷えすぎたら今度はヒーターで温めます。

面倒です

秋から冬なら水道水の水温が25度を超えることはありませんので、予備のヒーターで簡単に狙った水温に調節することができます。

海洋生物は特に水温の変化に敏感です。急激な1℃以上の温度変化には、かなりのストレスを受け、病気を誘発します。

水換えの段取りに慣れていない初心者のうちは、秋から冬にアクアリウムをはじめるのがおすすめです。

 

4月くらいまでは水槽用のクーラーが無くても大丈夫

アクアリウムは意外と初期投資が必要です。特に海水水槽は水槽用のクーラーが必要ですので、倍くらいの投資額になります。

例えば下の写真のような30cm×30cm×40cmの海水水槽をはじめるには、器具だけ9~10万円くらいかかります。

30㎝×30㎝×40㎝のサンゴ水槽の全景と水槽器具

  • 水槽+外部フィルターセット 約1万円
  • 水槽台 3千円~7千円
  • プロテインスキマー海道河童(大) 6千円
  • 照明+スタンド+タイマー 2万円~
  • ヒーター2個 5千円
  • 電源タップ 2千円
  • 人口海水の素 3千円
  • 比重計 2千円
  • 底砂(バクテリア付き) 3千円
  • ライブロック 5千円
  • 水槽用クーラー 約3万円 

もしも水槽用クーラーが無ければ6~7万円くらいで始められます。

淡水水槽ならばさらに、プロテインスキマー、人工海水の素、比重計、ライブロックが不要になりますので4~5万円くらい。安価なものでそろえれば3万円位です。

夏であれば、初めに水槽用クーラーが無ければ始められませんが、秋から冬であればクーラー無しでも始められますので、妻を説得しやすいです

また、秋から冬はモデルチェンジなどで旧モデルが安く売られたりする時期です。安価な水槽用のクーラーをゆっくり探すことが出来ます

 

アクアリウムで最も難易度の高い『立ち上げ』を水温の安定した時期に行う

アクアリウムで最も難易度が高いのは立ち上げです。初心者のうちに最も難易度の高い作業を行わなければならないというのがアクアリウムという趣味の特徴です。

 

  • うまく立ち上がれば、ほったらかしでも安定した美しい水景を維持できます。
  • 立ち上げに失敗すれば、何をやっても生体は長生きせず、少し油断するとすぐにコケまみれの水景になります。

 

最も難易度の高いこの作業を水温が安定しやすい秋~冬に行えば、少しでも失敗のリスクを小さくすることが出来ます。

 

寒い冬こそ、家のリビングでサンゴ礁を切り取ったような水景を眺める贅沢な時間を

寒い冬こそ、自宅で南国の海中を再現したような水景を再現し、すぐ目の前でその様子を観察できることがとても贅沢に感じられます。

千日は、水槽を眺めすぎて妻の不評を買いました;^_^A

いくらキレイでも、時間を忘れて水槽を眺めるのはほどほどにしましょうね。

我が家でのイエローヘッドジョーフィッシュへのエサやり動画

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以上、千日のブログでした。