千日太郎のアクアライフ

千日太郎が海水アクアリウムの始め方、海水魚とサンゴの上手な飼育法を初心者向けに分かりやすく解説します

小型水槽で調子を崩したサンゴのリスク なぜか特定のサンゴで失敗してしまう飼育者の悩み

小型水槽で調子を崩したサンゴをどうするか?

どうも海水アクアリウム初心者の千日です。このブログは初心者でも小型水槽でアクアリウムを成功させるコツを発信しています。

とは言っても、相手は生き物です。成功ばかりではありません。失敗も付き物です。千日の失敗も皆さんの参考になれば、無駄ではありませんよね。
 
ということで…
 

カクオオトゲキクメイシの調子が悪い

最近、千日の頭を悩ませているのは、カクオオトゲキクメイシが軒並み調子を崩していることです。まあ写真を見て下さい…
 
昨日、水換えをする前に撮影した写真です。
 

カクオオトゲキクメイシ オレンジ

導入当初

オレンジの蛍光色が美しいですね、ポリプの一つ一つが大きく、プックリしていて、いかにも健康的です。
カクオオトゲキクメイシのオレンジの導入したての頃の写真
 

現在

見る影もありません。周りの方から溶けて白い骨格が露出してます。
サンゴは日によって大きく膨らんだり縮んだりするので、あまり神経質になり過ぎるのは良くないんですけど、最近はずっとこんな感じです。
カクオオトゲキクメイシのオレンジの最近の写真
 

カクオオトゲキクメイシ メタリックグリーン

導入当初

一際鮮やかなメタリックグリーンが美しいです。
カクオオトゲキクメイシのメタリックグリーンの導入したてのころの写真
 

現在

既に過去記事で溶けていく過程をご紹介してますが、ここまで小さくなってしまいました…
殆どが溶けて骨格が見えてしまったカクオオトゲキクメイシ
 
 

なぜか特定のサンゴが上手に飼育できないという悩み

こういう悩みは良く聞きます。しかしカクオオトゲキクメイシは比較的丈夫で、あまりそういう話は聞かないんですけどね…
どちらも今年の3月ごろに導入した個体です。メタリックグリーンの方は年を越すのは難しそうです…
 
オレンジの方は少し前から少しずつ調子が悪くなってたんです。しかしあまりに緩やかに調子を崩したのと、原因も特定できないのとで、見て見ぬ振りをしてたんですよね。
 
しかしここまで調子を崩すと、『処分する』という選択肢が現実味を帯びてきます。
 

調子を崩したサンゴは水槽の濾過能力を超えた老廃物を発生させ、水槽全体を崩壊させる

小型の水槽では、一つのサンゴが調子を崩すと連鎖的に他のサンゴも調子を崩してしまいます。最近の千日の水槽が油膜を張るペースも上がって来ました。
 
正直、かなり追い詰められている状態です。経験上、調子を崩したサンゴが一つなら何とかなりますが、二つになると30cm×30cm×40cmの水槽ではそのまま崩壊していく可能性が高いです。
 
そして今、二つになりました
 

他のサンゴや魚が元気でも油断は禁物です

水槽全景
千日の小型の海水アクアリウム全景
黄色いスリバチサンゴ、パステルグリーンのコハナガタサンゴ、ハードチューブは超元気です。しかしこれらのサンゴも一斉に調子を崩したら…?
 
特にコハナガタサンゴは一度ポリプが溶け始めると、まず復活はありません
 

2つのカクオオトゲキクメイシは、昨日の夜、処分に踏み切りました

調子を落とした原因がわからないということ、他の生体への脅威、このリスクを減らす方法を、他に考え付くことが最後まで出来ませんでした。
 
調子を崩した原因のわからないまま残して、残りの元気な生体を危険に晒すリスクは大き過ぎる。
私がもっと上手く飼えてればこうはならなかった。今迄、私の我儘に付き合ってくれてありがとう。
ごめんね。

以上、千日のブログでした。