ジョーフィッシュが前面に巣を作らない悩みに朗報
どうも海水アクアリウム初心者の千日です。
初心者による初心者のための海水アクアリウムシリーズ、今日はイエローヘッドジョーフィッシュがなかなか水槽前面に巣を作らないという方に朗報です。
ちょっとしたコツで、巣を前面に誘導することが可能です。
最後に動画もあります!
ジョーフィッシュに水槽の前面に巣穴を作らせるにはコツがあります
今日はイエローヘッドジョーフィッシュの居住誘導区域の作り方をご紹介します。ジョーフィッシュの飼育の楽しみは巣穴から顔を覗かせるキュートな仕草を観察することですよね。
どうせなら水槽の前面に巣穴を作って欲しい!
これがジョーフィッシュを飼育する人の共通の願いです。
彼らが巣を作る場所の条件を理解し、水槽の前面に最適な条件を整えてやれば、放って置いてもそのポイントに巣を作ります。
つまりコツがあるんです
ハゼ土管やプレコ土管のような無粋な人工物を使わずに水槽前面に巣穴を作らせる方法があります。
水槽内でジョーフィッシュが巣を作る場所とは?
ズバリそれは底砂の中と水流、2つの条件を満たす場所です。
Ⅰ. 底砂の中の埋蔵物に沿った場所
Ⅱ. エサの匂いが流れ込んで来る場所
Ⅲ. イエローヘッドジョーフィッシュ動画
Ⅰ.底砂の中の埋蔵物に沿った場所
ジョーフィッシュはその大きな口で底砂に穴を掘って巣を作ります。むろん小魚ですので硬い岩盤を削ったりできませんから、砂利や砂混じりの底砂が適すると言われます。
巣を作って欲しい所の底砂の中に枝状のライブロックを挿す方法が紹介されてますが、千日の水槽はそんな物が挿せるほど底砂を敷いていません。
薄い底砂でジョーフィッシュを飼育するためのライブロックの積み方を過去記事でご紹介してます。記事の最後にリンクがありますので合わせてどうぞ。
ライブロックの土台に使っているガラスの100均灰皿が埋蔵物の役割を果たします
水槽を上から見た図
水槽を横から見た図
ジョーフィッシュは何もしなくても、この灰皿のフチに沿って巣を作ります。上の図のオレンジの部分です。水槽のガラス面もジョーフィッシュにとっては地中埋蔵物ですが外光が入りますので自然と避けます。
もしも水槽のバックスクリーンに沿って穴を掘って巣を作ったらバックスクリーンを下の部分だけカットして外光を入れれば別の場所に移動します。
砂状の底砂を使ってる人が多いですね。ジョーフィッシュに巣穴を作って欲しい所に砂利状のライブロックを一握り置くというのはよく紹介されている方法です。
しかしその場所が気に入らなければ、彼らは巣の場所を変えて行きます。
ジョーフィッシュが最終的に落ち着くのは巣の崩落の恐れの無い、硬い地中埋蔵物に沿った場所です。
Ⅱ.エサの匂いが流れ込んで来る場所=水槽内の水流の終着地点です
ジョーフィッシュは穴の中に居ますので、エサの匂いが巣穴に流れ込んで来る場所が最適です。
つまり水流の最終地点です
水槽の奥から前面に向かって水流を作ります
千日はプロテインスキマー海道河童(大)の水流を水槽の奥から前面に向かって流れるように配置してます。
プロテインスキマーからの水流の流れ
このように水面近くを流れる水流は、水槽の前面ガラスにぶつかり、下に流れます。つまり水面に浮いたエサの匂いを底砂の水槽前面に運んで居るんです。
この位置に巣の出入り口=巣穴を作るようになります。外部フィルターの水流など、他の水流がこの流れを邪魔しないようにすれば自然とジョーフィッシュは水槽の前面を出入り口にするようになります。
Ⅲ. 高画質参考動画
水槽前面に巣を作ったイエローヘッドジョーフィッシュ高画質動画
たまに、逃げる時に頭をぶつけるドジっ子ぶりがマタかわいいです。