サンゴの不調を早く見極め適切な対処をしたい
どうも海水アクアリウム初心者の千日です。初心者アクアリストが綴る初心者のための海水アクアリウムのコツ、今日はサンゴの不調の見極め方についてです。
飼育に慣れて、水槽の環境も安定してくると、導入したサンゴが急激に調子を崩すということは減って来ます。
そうすると次の段階は緩やかに調子を崩していくという症状です。毎日水槽を観察していると、緩やかな変化には却ってなかなか気付かないものです。
オススメしたいのは導入当初の写真を撮影して日付を残しておくことです。
写真を残しておけば、時点と時点で比較が出来ます。千日もたまに自分の昔の写真を見ると年取ったなぁと思いますし…(遠い目)。
徐々に溶けるサンゴは見極めが難しい
ホント毎日見ていると少しずつ溶ける変化がわかりにくいんですよね。例えるならアハ体験クイズで少しずつ変化する写真のどこが変化したか?みたいな感じです。
2015年7月10日撮影
2015年7月30日撮影
明らかに小さくなってます。
サンゴも生き物ですから、調子良く膨らんでいる日もあればへそを曲げて縮んでる日もあるんです。初心者のうちは縮んでると心配になるんですけど慣れて来ると、そういうもんだと分かってきます。
- 膨らんだり縮んだりしながら大きくなるか?
- 膨らんだり縮んだりしながら溶けていくか?
飼育に慣れてくるとどっちかのパターンに落ち着きます。どうやらこのカクオオトゲキクメイシは後者だったようです。
どうする?
難しいです。最近は週に一回、3分の1の水換えを休まずやってます。それでも3日から4日経過すると、ガラス面に苔が繁殖し、水面に油膜が張るようになってます。
これはおそらく、カクオオトゲキクメイシが溶けて水を汚しているからです。
しかし
今の所、溶けるスピードは非常にゆっくりですので週に一回の水換えでカバー出来る範囲の汚れで済んでいるのです。
好ましい状態ではないけど、危機的状況でもない。
悩ましいですね出来ればサンゴを処分するのは避けたいものです
小型水槽は大型の水槽と比べて水量が少ないです。これは、大型水槽よりも少しの事でバランスを崩し易いということを意味します。
調子を崩した生体を入れたままにしておくことは、他の元気な生体を生命の危機に晒すことに等しい。
小型水槽ではこの判断が遅れると水槽の生体が全滅します
これが小型水槽が初心者向けではないと言われる所以です。生体を入れる際には場合によってはまだ生きている生体を処分しなければならないかもしれないという覚悟が要ります。
これによって6月にはコハナガタサンゴを処分しました。カクオオトゲキクメイシはどうする……?
まだ光が強過ぎる?
前回のカクオオトゲキクメイシが溶け始めたという記事で光が強過ぎるという仮説を立て、スポット照明を変えました。
その後少し持ち直したんです。もしかしたらまだ光が強過ぎるのかもしれません。しかしスポット照明をやめるとタコアシサンゴが調子を崩します。
そこで
中央近くから端の方にレイアウトを変更しました
2015年7月30日変更前
2015年7月30日変更後
この位置なら照明の直下よりも光が弱くなります。光が強過ぎるという仮説が正しければ、復活の可能性があります。
頑張れ!カクオオトゲキクメイシ•メタリックグリーン!
呼び名が長すぎですσ(^_^;)しかし固有名詞を付けると情が移るので、千日は名前を付けない主義です。
悪あがきかもしれませんが、やれるだけのことはやろうと思います。