カクオオトゲが溶け始めました!
どうも海水アクアリウム初心者の千日です。
久しぶりの海水アクアリウムの記事です。が、あまり喜ばしくない事態です。ここ2〜3日でメタリックグリーンのカクオオトゲキクメイシの調子が悪くなり、縮んでることが多いかな?と思ってよくよく見ると周囲から徐々に溶け始めています。
同じアングルからの写真で比較してみましょう。
2015年7月3日出張から帰った日に撮影
2015年7月7日撮影
出張から帰った日はガラス面の苔のせいでソフトフォーカスがかかったようになっています。
他のサンゴはまさにコピーしたかのように同じ状態ですが、中央のグリーンのカクオオトゲキクメイシだけが縮んでるのが分かると思います。
カクオオトゲキクメイシは縮んでいるだけでなく、共肉の面積が小さくなっているような気がするんです。
さらにクローズアップで比較します
2015年6月19日ごろ撮影
2015年7月7日撮影(映り込もうとするジョーフィッシュ)
同じアングルの写真は無いんですが、同じように縮んでいても共肉の面積が周りの方から後退しているような気がします。
周囲の部分の共肉がめくり上がりそうな様子です。他の方のブログでカクオオトゲキクメイシの共肉部分だけがスッポリ取れてしまったという例を見たことがあります。
なぜめくり上がるのかは分かりません
分かっているのはこの状態が良くないということです。
見りゃわかりますよね(笑)
海洋生物を飼育する難しさと(ある意味)簡単さ
海の生き物の生態はまだ分かっていないことが多いですし、そもそもリビングの水槽に彼らが棲息していた珊瑚礁の海と全く同じ環境を作ることは不可能です。
- 器具を揃えることと適切な水換え
- 調子の良い時は触らない
これ位しか出来ません。
海水水槽は難しいと言われます。その通りですがある面から見ると違います。上記の二つ位しか人間のやることはないのである意味簡単と言う人もいるのです。どちらもその通りだと思います。
環境を作る実働部隊は濾過バクテリアやプランクトン、ベントス達です。これらが絶妙なバランスで働くことで海水水槽の環境が棲息海域に近く維持され、サンゴや魚を飼育出来るんです。
しかしやれるだけのことはやります
前と何が変わったか?照明を変えました
2015年6月24日の記事です。
タコアシサンゴがハードチューブの影になってしまったのでスポット照明を追加してます。
3WのLEDスポット照明を二つです。
- 紫外線を含むバイオレット
- シアン
紫外線が届くのは海の浅い部分までです。カクオオトゲキクメイシが棲息するのは水深3mから10m位と言われてますので比較的浅い所にいたのなら紫外線は好むのでしょうが、深い所にいたのなら紫外線がストレスになっている可能性があります。
今のスポットライトはカクオオトゲキクメイシにモロに紫外線が当たる角度になっていますので、シアンのスポットライトと入れ替えて、紫外線の当たる角度と光量を弱めてみようと思います。
サンゴを食べる生き物?それとも生態系バランス?
最近、ガラス面にフワフワした卵のようなものが付着しているのを良く見かけるようになりました。
何の卵か?そもそも卵か?分からないんですが何かが繁殖するほど勢力を拡大している可能性がありますね。
水槽内のバランスは目に見えませんが、ちょっと注意して観察を続けたいと思います。