崩壊しかかった海水水槽の復活の記録
どうも千日です。
恒例となっていた我が家の海水水槽復活プロジェクトのまとめ総集編です。
海水水槽ネタは別のシリーズとして継続します。
- 『崩壊した水槽を復活させるまで』という企画の趣旨をほぼ達成した
- この企画で続けても記事の内容が『状態を維持管理するノウハウ』になる
海水水槽を復活させたいと思って訪れる読者や海水アクアリウム初心者にとって価値のあるブログになるように、カテゴリーを再編集し直しました。
この記事は目次•まとめ•総集編のような位置づけです
海水アクアリウムの初心者の参考になるような様々なコツを集めました。1月は主に水質を改善するノウハウ、2月以降はサンゴを増やしてレイアウトを完成させるノウハウが主な内容です。ではよろしくお願いします。
2015年1月水槽崩壊からのスタート
2015年1月2日の水槽全景
始めて崩壊した水槽の全貌を晒した記事と決意表明です。結構勇気が要りました(汗)しかしコレが上手く行けば価値ある情報になると思い公開に踏み切りました。ブログ更新が良いモチベーションにもなりました。
また、千日の自分のアクアリウムに感じているジレンマについて海水水槽 ネイチャーアクアリウムの魅力とジレンマ - 千日太郎のアクアライフにまとめました。小さくても命。それも貴重な生き物を飼育するには責任が伴います。
水換えに勝る薬なし、という言葉があります。復活のスキームは崩壊した水槽のバランスは水換えだけで復活させます - 千日太郎のアクアライフにあるように、ほぼ水換えだけです。薬品添加などには頼らず、定期的な水換えによって復活を試みることにしました。
2015年1月新たな生物相の補充
ライブロックの交換をしました。水槽の生物相は立ち上げから右肩下がりに薄くなって行きます。新たな生物相の追加によって生物相を厚くする狙いです。
2015年1月水換えに勝る薬なしです
1月は1週間に1回、スーパーライフの無料のR.O水による3分の1の水換えを休まず行いました。
水換えに勝る薬はなしです。補助的にバイオダイジェストという高級バクテリアを投与しましたが、メインは水換えです。
外から投与する市販のバクテリアは水槽には適合せずいずれ居なくなります。あくまで急場凌ぎです。気長に自家製のバクテリアを増やして行きました。
2015年1月シアノバクテリアとの闘い
シアノバクテリアは生命力が強く繁殖スピードが速いため苦戦しました。シアノバクテリアはアクアリウムの厄介者として有名で、初心者はもちろん、熟練者もてこずる相手です。
- 底砂の上のコロニーは底砂にフタをして嫌気域を作ってしまうため優先して取り除き、他は取り出せるライブロックのコロニーを取り除く
- 水流を流れやすく改善
- 地道な水換え励行でリンの補給を断つ
底砂のシアノバクテリアは取り除いてもすぐ復活して千日を悩ませました。リンの試験薬で底砂のリンを計測したりもしましたね。
シアノバクテリアにはリンを吸収し、光合成によって酸素を作り出す働きもあります。物理的な排除で水槽を掻き回すのはやめました。
最後には水換えを繰り返し、リンを減らすことで自然消滅しました。シアノバクテリアは物理的な攻撃には強いですが、ちょっとした環境の変化には弱いです。
こちらは復活プロジェクトを開始して3週間を振り返った記事です。少し見た目はマシになりましたが、まだまだ本調子ではありません。
2015年2月タコアシサンゴを追加
2015年2月11日の水槽全景
シアノバクテリアが退場し、気を良くしたこともあってタコアシサンゴを導入しました。
パッと水槽が華やかになりました。
飼育のテクニック、コツ①
タコアシサンゴの影になってしまったコハナガタサンゴのレイアウトを変更しました。小型水槽のレイアウト変更では、ちょっと横に置いておくという場所がありません。
また、初心者に役に立つ、アクアリスト界隈のことわざ格言もまとめました。
アクアリウムことわざ格言前編
初心者の為のアクアリウムのこどわざ&格言まとめ(前編) - 千日太郎のアクアライフ
アクアリウムことわざ格言後編
アクアリウムの失敗を回避する、こどわざ&格言まとめ(後編) - 千日太郎のアクアライフ
小型水槽のメリットとデメリット、その魅力について(番外編)
小型水槽のメリット・デメリットについて、良く認識した上でチャレンジすれば、ある程度、失敗を未然に防ぐことができます。
2015年3月カクオオトゲキクメイシの追加と水換えの頻度を減らす
2015年3月20日の水槽全景
オレンジのカクオオトゲキクメイシを追加しました。また水換えの頻度を少なくして行き、10日に1回位までに頻度を減らしていきました。
2015年4月ハードチューブを追加
2014年4月11日の水槽全景
メタリックグリーンのカクオオトゲキクメイシに加えハードチューブを追加しました。ライブロックから海藻がちょろっと出て来てますね。
今ではたまに間引きしないといけなくなってます。プランクトンの隠れ家にもなり、生物相の維持にも役立っているのである程度残すようにしてます。
2015年4月さらにスリバチサンゴを追加
2015年4月27日の水槽全景
さらに黄色いガウディ建築のようなスリバチサンゴを衝動買いしました。スリバチサンゴを導入してから、水の汚れるスピードが速くなって来ましたので水換えの頻度を1週間に1回に戻してます。
海藻が少し成長してますね。底砂に根を張ろうとしている海藻は優先的に引っこ抜くようにしてます。また、4月にはスカンクシュリンプが天に召されました。海水アクアリウムのスカンクシュリンプが脱皮の失敗により天に召されました - 千日太郎のアクアライフ
飼育のテクニック、コツ②
水あわせのテクニック(条件付き)
足し水のやり方
人口海水が白濁するのはなぜ?
2015年5月カーリーを駆除
2015年5月11日の水槽側面から
カーリーの駆除にアイプタシアXという薬剤を使いました。サンゴに影響はないという説明書通り、現在も問題ありません。
アイプタシアXはオススメです。
2015年5月末の現在
ちょろっと生えていた海藻がかなり繁茂してますね。増え過ぎないように水換えの度に少しずつトリミングしてます。
まとめ 水換えに勝る薬なし
この5ヶ月間にやった主なことは、ほぼ水換えのみです。繰り返しになりますが、やはり水換えに勝る薬なしでした。
これから海水水槽をはじめたいという方や水槽の調子が悪いという方の参考になれば、と思います。