千日太郎のアクアライフ

千日太郎が海水アクアリウムの始め方、海水魚とサンゴの上手な飼育法を初心者向けに分かりやすく解説します

海水アクアリウム ハードチューブの角度を写真と動画で解説

ハードチューブが鰓冠を出す角度とは

どうも海水アクアリウム初心者の千日です。3回連続での海水水槽ネタです。というのも、ハードチューブがまた鰓冠(さいかん)を出さなくなりましたσ(^_^;) 

そしてもう一つは昨日の水換えで、飼育水が臭いというショッキングな出来事。
 
初心者ならずとも悩ましいトラブルに見舞われるのが海水アクアリウムの特徴です。その理由は海洋生物の生体や濾過のメカニズムにはまだまだ謎が多いことがあります。
 

1.飼育水の異臭の正体と対応策

正常な飼育水は無臭又は磯の香りです。昨日の千日の飼育水は魚屋さんの排水溝のような臭いがしました。
 
異臭の正体はアンモニアです。アンモニアはサンゴにはさほど害は無いです(むしろご馳走かも?)ですが魚のイエローヘッドジョーフィッシュには有害です。
 
水槽の中で何か大きめの生き物が死に、その死体から発生してるんじゃないかと思いますが、見えないものはどうしようも無いです。
 
昨日の水換えで少しはアンモニア濃度を減らせたので、少し静観します。イエローヘッドジョーフィッシュの餌食いは今の所、良好ですね。
 
いよいよ危ないとなればストップアンモの出番です。
しかし、今は千日家のバクテリアに任せてみようと思います。
 

2.ハードチューブが鰓冠を出さなくなった角度の検証

本題です。昨日まで鰓冠を出していたハードチューブが鰓冠を出さなくなりました。思い当たる節はこの過去記事です。
上に向けたハードチューブの管に上から流れ込む水流が弱くなっているのが原因だと思います。
 

ハードチューブのレイアウトと水流

  • ハードチューブは敏感臆病なので人影が頻繁に発生するガラス面に管の口を向けないようにする(上向きにする)
  • 管の中に水流が緩やかに流れ込むようにする
隣にあるタコアシサンゴに直接水流が当たらないようにしたことで、管に水流が流れ込まなくなってきたことが原因でしょうね。
 
昨日までのハードチューブのレイアウト(写真では鰓冠を出してますが、今日出さなくなりました)
小型の海水水槽でのハードチューブのレイアウト
二つの方法が考えられます
  1. ハードチューブにだけ上から水流が流れ込むように、水流を改善する
  2. ハードチューブの角度を改善して管の口に水流が流れ込むようにする
1の方法は前にやって鰓冠を出すようになりましたが、それによってタコアシサンゴ(緑色のアフロ)にも水流が直撃し、タコアシサンゴが調子を崩しました。
 
今回は2の方法を試してみようと思います。ライブロックの山の裏にはジェットパイプで外部フィルターの排水が出るようになってます。
 
この水流は右側のガラスに跳ね返って水槽全体に大きな流れを作っています。
 

水流が管の口に流れ込むように管を右に少し傾けるようにレイアウトしました

前の写真と比べると右に傾いているのが確認出来ると思います。
小型の海水水槽ハードチューブのレイアウトを変更し、水流が流れ込むようにする
結果どうなったかは写真を見れば分かりますよね。成功です。この動画はハードチューブが恐る恐る鰓冠を出す様子です。
ハードチューブは敏感で引っ込む速さは目にも止まらぬスピードです。
また、鰓冠が綺麗に束になって管に収容されているのが良くわかる動画です。ホント綺麗ですよね!
 

現在のハードチューブの様子

なかなか気持ち良さそうに鰓冠をたなびかせています。我が家のアクアリウムのアイドル、イエローヘッドジョーフィッシュも少し見切れてますね。今の所アンモニアの影響はなさそうです。
 

以上、千日のブログでした。