ハードチューブの生態は謎が多い
どうも海水アクアリウム初心者の千日です。ハードチューブを導入してから、毎日水槽を見るようになりました。見れば見るほど不思議な生き物ですね。
水換えにも力が入ります。新しい海水を入れる時はハードチューブに出来るだけ刺激を与えないように慎重にやるようにしています。
前回の水換えが2015年4月25日です。8日経ちました。初心者にも熟練者にも平等にやって来る水換えです。例によってライフという名のスーパーマーケットに無料のR.O水を汲んで…その後の手順は過去記事をどうぞ。
だいぶ気温が上がって来ましたね。汲んで来たR.O水と飼育水の温度差が無くなって来ました。
こういう時はヒーターをはじめから入れると水温が上がりすぎてしまうのではじめはヒーターは入れません。モーターの熱でも温まります。人口海水が溶けきってから水温を測り、低い場合に入れるようにします。
ハードチューブの謎に満ちた生態をご紹介します
ハードチューブとはケヤリムシというゴカイの仲間です。管状の住処を自分で作ります。ストローのようにホントキレイな筒を作ります。本体のゴカイはこの管の中にいます。
本体はもろゴカイでグロいらしいですね
この筒は石灰質でできていて固いのでハードチューブの名で呼ばれます。そして花のような部分は鰓(エラ)で鰓冠(さいかん)といいます。
ハードチューブは鰓冠(さいかん)で呼吸と捕食をしている
と言われてます。鰓冠をしまっている間は呼吸や食事が十分に出来ていない訳ですから鰓冠(さいかん)を出している時間を長くすることが、長期飼育のポイントです。もちろん鑑賞上もその方が嬉しいですよね。
ハードチューブのレイアウトのコツ
- 水槽の前を通る人影に驚くので管の口は上向き
- 管に新鮮な水流が流れこむように、真上に向けるのではなく、水流に向かうように少し傾ける
管の口を水流が流れこむ方向に向けることが必要です。ショップで鰓冠を出していた個体が自宅水槽で一日以上鰓冠を出さない場合は、まずその角度を見直してみましょう。ほんの少し角度を変えただけで鰓冠を出すことがあります。
また、前まで鰓冠(さいかん)を出していたのに出さなくなった場合も同様です。メンテナンスの際に管の角度がズレたり水流がズレたりしたかもしれません。
千日の水槽のハードチューブの動画です
光に反応する
光合成はしてないというのが定説ですが、好む光というのはありそうです。千日の水槽では紫外線を含むスポットを補助に点けてます。
ウチのサンゴはLPSなので紫外線はいらないんですが、この製品の波長はサンゴの蛍光色を励起するようです。
コハナガタサンゴには強過ぎかと思ってこのスポットを一度シアン系の波長に変えたらハードチューブが鰓冠を出さなくなりました。
試しに紫外線に戻して30分ほどすると鰓冠を出しました。千日は紫外線をスポットで点けている時に水槽に導入し、すぐに鰓冠を出してくれました。
購入してきて、なかなか餌冠を出さないという場合は照明に紫外線を入れてみてはどうでしょうか。
餌を食べてるかわかりにくい
餌を食べていると思われる動画ですパウダー状のプランクトンフードを与えました。
パウダー状のプランクトンフード又は液状のサンゴフードを与えるとこんな感じに鰓冠を丸めて食事をします。
ホントに食べてるの?
と思いますよね。千日もあんまり自信ないですσ(^_^;)
パウダー状や液状のサンゴフードを確実に与える為の工夫
必ず水中ポンプの電源をOFFにします。水流があると餌が流されてしまいます。
さらにペットボトルの底を切って被せ、スポイトでゆっくり与えます。
こちらに動画を撮りました。
長生きしてほしいですね、上手くいけば3〜4年は状態良く飼育出来るようです。