タンクメイトのスカンクシュリンプが脱皮の失敗で星になりました
前回の水換えが2015年4月
近所のスーパー『ライフ』へ行き、無料のR.O純水を汲んで…以下の作業については過去記事をどうぞ。
さらばスカンクシュリンプ
金曜日に家に帰ってイエローヘッドジョーフィッシュに餌をやると、いつもなら必死に水面まで餌を横取りしにくるスカンクシュリンプの姿が見えません。
不思議に思って水槽をくまなく探してみると…ライブロックの山の裏にわずかに触角が見え、ちょうど身体があるはずの辺りにはマガキガイがひしめいており、何が起こったのかをさとりました。
恐らく脱皮の失敗で天に召されたのでしょう
在りし日のスカンクシュリンプ
淡水でエビを入れると魚の餌になってしまうのですが、海水ではドクターシュリンプといって、魚に付いた寄生虫を食べる為に補食されないケースがあるんです。
スカンクシュリンプはドクターシュリンプとして優秀で見た目も美しく人気のエビです。性格は図太く、魚を恐れず積極的にエサを取りに行くので残飯処理係としても優秀です。
性格が強すぎた我が家のスカンクシュリンプ
千日がスカンクシュリンプを導入する前までの水槽の生態系の頂点はハタタテハゼのペアでした。背びれをピンと立てた姿からその名がついています。背びれの立ち具合が自信の表れです。
ハタタテハゼは臆病な性格なので、魚よりも下位のエビを追加しようと考え、スカンクシュリンプを追加しました。
今思えば、消灯時に生体を追加したのも悪かったのかもしれません。ハタタテハゼの夫婦は照明がついて巣から出るなり見慣れぬスカンクシュリンプにビビリ、水槽内をものすごい速度で逃げ回った挙句、全く出て来なくなりました。
そしてスカンクシュリンプはジョーフィッシュが来るまでの半年間、水槽のボスとして君臨しました。
始めの写真とくらべると、背びれが完全に寝ています。スカンクシュリンプにビビっているんですね。
イエローヘッドジョーフィッシュの時はさすがに身体の大きなジョーフィッシュが隠れてしまうことはありませんでした。
しかし、ジョーフィッシュもスカンクシュリンプが取り損なったエサを食べており、上下関係では微妙な関係でしたね。
エビのくせに魚とライバル関係でした。
また、サンゴに与えたエサを横取りするなど、『おまえのものはオレもの、オレのものはオレのもの』といわんばかりに水槽内のジャイアンとして君臨してきたんです。
本当に手をやかされました
水槽から排除する為に、エビ用の罠を仕掛けても老獪な彼には通用せず。最後はヤツを満腹にしてからサンゴにエサを与える方法に落ち着きました。
サンゴに給餌するコツとして紹介してますが、要するにエビに人間が屈服したわけです。
何処かで聞いた話ですがエビの寿命には際限がなく、脱皮に失敗しなければいつまでも生きてるらしいですね。自然界では脱皮に失敗する前に補食されます。
乱暴者でしたが居なくなると寂しいものです。
スカンクシュリンプ不在の水槽
君には手をやかされたけど楽しかったよ、ありがとう!冥福を祈ります(合掌)。