千日太郎のアクアライフ

千日太郎が海水アクアリウムの始め方、海水魚とサンゴの上手な飼育法を初心者向けに分かりやすく解説します

海水アクアリウム ハードチューブの飼育について ジョーフィッシュとの相性は良好です

アクアリウム初心者の千日がとうとうハードチューブに手を出しました

どうも千日です。前から飼育してみたかったハードチューブを導入しました。ハードチューブは花のようなフサフサ=鰓冠が美しいですよね。
 
しかし水槽に導入してからこの花のような部分を出さなくなってしまった、という話も多く、少し難易度が高い気がします。
 
また、今日は水換えをしました。前回の水換えが2015年3月31日ですから9日経ってます。水換えは初心者にも熟練者にも平等にやってきます。
 
人生(ライフ)という名のスーパーマーケットでR.O純水を汲みに行き、見知らぬ男に千円カンパする羽目になったりしました。
 
水換えの手順については、こちらの過去記事をどうぞ。
 
水換えのインターバルは徐々に長くしようと思ってます。崩壊寸前のころは一週間に一回、最近は10日に一回にしています。
 
ではお待ちかね、先週、大阪市生野区のフリーウォーターでハードチューブを買ったんです( ^ω^ )
ハードチューブ (シモフリ)
ハードチューブシモフリの花のような部分は鰓冠(さいかん)といわれ、エラです。この部分で呼吸をし、食事をしています。

ハードチューブとは

直訳すると硬い管ですね。花のように見える部分は『鰓冠』(さいかん)といい、鰓(エラ)なんです。赤と白の縞になっていて、アクアリストの間ではシモフリと言われるタイプです。
 
管の中に本体がいます。本体はゴカイなんです。虫なんですね、だからココワームともいいます。
 
ハードチューブケヤリムシという種類の一種です。このハードというのは管が石灰質で出来ていて硬いからです。
 
ハードチューブは結構大きくなります。この個体の管の太さはタピオカのストロー位ありますね。ソフトチューブはあまり大きくなりません、最大でも普通のストロー位です。
ハードチューブは外部の刺激で驚くと、驚くほどの素早さで鰓冠(さいかん)を引っ込めます。ストレスが続くと鰓冠を自切します。中のゴカイは死なずに鰓冠は再生しますが一回り小さくなります。
 

驚くと鰓冠(さいかん)を引っ込め、ストレスが続くと鰓冠を自切します。水槽内での位置どりに気を付けましょう

 
鰓冠にイタズラをする魚との同居は難しいですね。鰓冠で呼吸と食事をしてますので引っ込めている時間が長いと徐々に弱っていきます
 
  1. 管の口が水槽のガラス面に向いていると前を通る人の人影ストレスになりますので管の口は上方に向けます。魚が真上を良く通過する場所も良くありません。
  2. 呼吸のため緩やかに水の流れがある所がいいですね。

1.イエローヘッドジョーフィッシュとハードチューブの相性

サンゴと相性の良い魚であれば大丈夫です。ジョーフィッシュはサンゴやハードチューブをつつくことはありません
 

しかし、ジョーフィッシュの巣穴近くは、常にジョーがホバリングする所ですからハードチューブにとってはストレスとなるでしょう。巣穴から離れた場所に置くことにしました。

2.ガラス面を跳ね返る水流のある場所

水流があった方が良いからといってポンプの流れが直接当たる場所はダメです。サンゴと同じです。
 
外部フィルターの水流が跳ね返って来る場所に配置することにしました。
 

レイアウトしてすぐにキレイな花を咲かせてくれました

水合わせをして導入したハードチューブの全体像
移動のストレスや、環境の急変で水槽に導入してしばらく鰓冠を出してくれなかったり、自切させてしまうこともあるそうです。
 
鰓冠(さいかん)を自切しても中のゴカイは死にません。鰓冠は再び再生します。しかし再生した鰓冠は一回り小さくなるようです。
 
一旦水槽に慣れれば、とても丈夫で長生きする例が多い生体です。導入には気を付け過ぎるということはありません
 

以上、千日のブログでした。