千日太郎のアクアライフ

千日太郎が海水アクアリウムの始め方、海水魚とサンゴの上手な飼育法を初心者向けに分かりやすく解説します

サンゴ水槽の緊急事態!カクオオトゲキクメイシが縮んでます!

リビングの海水アクアリウム水槽に緊急事態です!

家に帰って水槽を見るとカクオオトゲキクメイシ異常に縮んでいます!

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左のメタリックグリーンの同種の個体(カクオオトゲキクメイシ)は元気なんですが、右のオレンジの個体が異常に縮んでるんです。
異常に縮んだオレンジのカクオオトゲキクメイシ。となりのメタリックグリーンのカクオオトゲキクメイシには異常なし。
ちなみに、上の写真が昨日のカクオオトゲキクメイシです。異常な縮み方になってることがお分かりいただけると思います。
 

全景です他の個体に変化はありませんね

水槽全景。オレンジのカクオオトゲキクメイシ以外には異常なし。
水温は24.4度、比重は1.024、正常です。最近調子の悪かったコハナガタサンゴ(左端の赤い座布団みたいなサンゴ)は、光量の弱い端っこに移動させたことでむしろ復活してきてます。
 

消去法で推理してみます

他の個体に異常が無いので、水質の問題ではなさそうです。
 
またほぼ隣にいる同種の個体は元気なので、局所的な水流や光の問題でもなさそうです。
 
残る可能性は物理的なストレスと病気です。
 

物理的なストレスの可能性

あまりに急な変化ですので、直感的にこの可能性が高いと考えました。
 
サンゴを食べるウミウシや貝の仕業である可能性があります。弱っている時に下手に触るのはトドメになってしまうリスクがありますが、もしこれらが原因なら駆除しないと、死んでしまう他ありません。
 
ひっくり返して見てみましたが何も見つけられませんでした。土台の一部がグラグラして取れてしまいました。サンゴの骨格では無いのでこれは問題なさそうです。
 

さらにクローズアップして確認します

異常に縮んだカクオオトゲキクメイシのクローズアップ
白い糸のような粘膜を出していますね。これは過度のストレスによって過剰な粘膜が出ていることを意味します。指で水中を弾くようにして余分な粘膜を飛ばしました。
 
見たところ、共肉に欠けはありません。もし病気だとしても、まだそんなに進行してない
 

思い当たる事といえば日曜日の水槽用クーラーの掃除です

クーラーの中で休眠状態にあった細菌が、目を覚ましてしまったのかもしれませんが、まだ何とも言えません。
 
今日はこれ以上触らず、一日様子を見てみようと思います。もし経験者がおられたらご意見お願いします!
 

以上、千日のブログでした。