千日太郎のアクアライフ

千日太郎が海水アクアリウムの始め方、海水魚とサンゴの上手な飼育法を初心者向けに分かりやすく解説します

初心者の為のアクアリウムのこどわざ&格言まとめ(前編)

アクアリウム初心者が失敗しないためのことわざと格言です

 
どうも、海水アクアリウム初心者の千日です。今日は、アクアリウムの世界でアクアリスト間で言われるこどわざと格言をご紹介したいと思います。
 
記事として『ことわざ&格言』という括りにしてますが、ことわざにも格言にも見えないのもあります。
 
『アクアリウム界ではそうなのかもね』位のゆる〜い感じで読んで頂けるとありがたいです。
 
特に初心者が陥りやすいミスへの戒めが多いです。
 

水槽の立ち上げ

水槽の立ち上げには、濾過バクテリアを定着させるという最も難しく、運に左右されるプロセスがあります。
 

淡水1ヶ月、海水3ヶ月

水槽の立ち上げとは、初めに水槽に水を入れて設置してから濾過バクテリア(老廃物の分解者)を増殖させて安定させるまでのプロセスを言います。

濾過バクテリアは(想像ですが)何処にでも存在してて、それが適合した環境で増えていき、何処かで安定します。この期間が淡水では1ヶ月、海水では3ヶ月といわれています。

主役が入るまでの間、我慢の期間がそれだけありますよという格言です。濾過が出来上がっていない水槽に生体を入れるとたちどころに調子を崩し、水槽全体が崩壊します。

アクアリウムは立ち上げの段階が最も重要です。立ち上げ段階の濾過バクテリアのポテンシャルでその後の水槽の充実度が概ね決まるような所があります。

生体編

はじめは買う気が無くてもショップに行って美しい魚やサンゴをついつい衝動買いしてしまったことが、誰でも一度はあるのではありませんか?
 

スマホをタップして(叩いて)買う

通販で、という意味ではありません。その生体の生態をよく調べてから購入しましょう。

  • 肉食魚を導入すると他の小さな魚やエビは食べられてしまいます
  • ポリプ食ならサンゴは食べられてしまいます
  • 底生なら底砂を掘り起こしますので底砂で濾過を賄うタイプの水槽には不向きです
  • プランクトン食は餌付けが困難なのと、特定のプランクトンを食べるので水槽内の生物相が薄くなりやすいです
  • 成魚になった時の大きさと姿。オトナになったら今の水槽では飼育出来ないとか、全然綺麗じゃないとかは海水魚ではよくあります
 

水槽の維持と管理編

水温のチェックは、初心者の頃は何でも楽しくて忘れずやっていたと思います。しかし慣れとともにその頻度は減っていきます。
 

水温計3日見ざれば刮目してこれを見るべし

真冬と盛夏の水温計は毎日チェックしましょう。水温は目に見えませんので、異常に気付いた時には時すでに遅しということになりがちです。
 
ヒーターやクーラーには寿命があります。いつか必ず壊れる運命にあります。そして壊れるタイミングは最もそれを酷使する時=最もそれを必要とする時なのです。
 
  • ヒーターが壊れるのは冬寒い時
  • クーラーが故障するのは夏暑い時
当然といえば当然ですよね。しかしそれがいつか?壊れてからしか分からないんです。飼育に慣れて来ると、つい日々のチェックを忘れてしまうのが水温のチェックです。
 
後編もどうぞ

以上、千日のブログでした。