水槽内の生物相の多様性について考察する
前回の水換え2015年1月16日から7日経ちましたので水換えです。例によって『Life』という名のスーパーマーケットへRO水を取りに行き…飼育水の比重を測ります。
1.026弱、まずまずですね。
我が家のリビングのアクアリウムでは天然海水の比重1.023より少し高めの1.025で設定してます。人口海水の素を沢山入れてるということです。
多めに入れる理由は、かつてサンゴを沢山飼育しており、その健康維持のために必要な微量元素や成分を全てのサンゴに行き渡らせるためでした。
しかし現在サンゴはコハナガタサンゴ一つだけなので、余り意味はありません。
それにしても、最近はイエローヘッドジョーフィッシュ(名前は未だ無い)が下唇にケガした以外は特に問題は起こって無いです。
これでほぼ復活したと判断していいのか?
私C「いいんじゃない?」
私B「ダメだ。水換え3、4日で水面に油膜が張るようではまだ安定してるとは言い難い。コハナガタサンゴもあまり元気が無いな」
私A「餌は抑え気味にしてる。濾過能力がまだ弱いか、油膜がプランクトンの死骸だとすると、今は正にバクテリアやプランクトンの戦国時代かしらん」
週一の水換えで辛うじて持ち堪えているだけかもしれません
油膜が張らなくなったら、再度検討します。
多様性ということ
水槽はバクテリアやプランクトンを含む多様な生物層が絶妙な割合の上で均衡した時に一つの完成を見ますが、恐らくその均衡の形に決まったカタチはなく終わりが無いんでしょうね。
『多様な生物層』という事を考えていると人間の組織や社会にも当てはまるように感じます。
その時々の組織や社会に適応した人の割合が多くなり、組織や社会もそのように奨励します。適応しない人は、世間の端っこで息を潜めて生活する事を強いられたり、迫害を受けたりします。
何も無い時はそれで回っていくのですが、構成員のタイプが単一な組織や社会は突発的な変化やそのタイプが苦手とするトラブルに対して滅法弱いのです。
水槽においても同じです。鑑賞上好ましく無いと思われる苔や厄介者は完全に排除したいと思うのが飼育者の常ですが、そのような厄介者が居ることによって、さらに凶悪な生物の増加や環境の悪化を抑制しているのかもしれないのです。
水槽は限られた環境ということもあり、天然の海よりも生物層に乏しいです。飼育者自らの手で生物層をさらに乏しくすることは避けたいものです。
組織や社会においても、お荷物になってるとか、考えが理解出来ないとか、宗教の違いとかで『こんな奴らは要らない』と迫害されたり、完全に排除されたりする事があります。
それがどんな事態を招くか、については詳細を避けます。
再び我が家の海水水槽
ライブロックを退かせた事でイエローヘッドジョーフィッシュ(名前は未だ無い)が巣のリフォームを行っているようです。
材料となる小豆大のサンゴ石を一握り、支給してみました。