千日太郎のアクアライフ

千日太郎が海水アクアリウムの始め方、海水魚とサンゴの上手な飼育法を初心者向けに分かりやすく解説します

海水アクアリウム シアノバクテリアの駆除【画像】

恐るべきシアノバクテリアの繁殖スピード

アクアリウム初心者、千日の海水水槽復活プロジェクトの定点観測シリーズです。

さて、

前のブログで、水槽右下の底砂の上にいるシアノバクテリアに手が出せず、とりあえずは静観しました。
 
しかし、一日置いただけで、よりコロニーがぶ厚くなっているようです。
2015年1月9日
2日前のシアノバクテリアの様子
2015年1月11日
今日のシアノバクテリアの様子。さらにコロニーが濃くなっている。
 

シアノバクテリアはリンを栄養にしている

シアノバクテリアは光合成細菌ですが、リンも栄養分としているそうです。つまりリンが無くなれば後退するはずです。
 
底砂の上のコロニーは砂の中のリンを養分としているのでしょう。砂にリンが溜まっているはずです。そこで…
 

リンを含んだ砂ごとシアノバクテリアを排除する作戦

秘密兵器はコレ!
鍋のアク取り用のオタマで底砂の上のシアノバクテリアを除去する
鍋のアクを取るオタマです!
熱湯消毒します。(押すなよ、なんて言う間もなく熱湯風呂へ)
水槽に入れる前に熱湯消毒する
 
作業の前にシアノバクテリアが拡散しないように水中ポンプはもちろん全ての生命維持装置の電源をオフにします。
 
取り出したのがコレ
海水水槽から取り出したシアノバクテリア
左上がシアノバクテリアと底砂です。その右は底砂の近くに配置していたライブロックですが左半分がシアノバクテリアに侵されています。底砂付近の水流の澱みの原因であった可能性が高いので、取り出しました。
 
右下の巻貝はマガキガイといいます。動かないので星になったかと思いきや、生きてましたので戻しました。
 
攻撃前
シアノバクテリアの除去前の水槽
攻撃後
シアノバクテリア除去直後の水槽
 
だいぶすっきりしました。しかし、まだ油断はできません。
2015年1月11日
海水水槽の全景
 
もし同じ場所に再度発生した場合には、次の水換えで部分的な底砂の交換を検討したいと思います。そうならないことを祈ります…
 

以上、千日のブログでした。