海水アクアリウムの正しい水換え手順
前回の水換え2015年1月2日から七日経ちましたので水換えしました。
今日の作業は2つです。
- 水換え
- ライブロックの交換
水換えの手順
まず、人口海水の素をキッチンメーターで作成する海水の量と比重に必要なだけ量ります。水の量は7.6リットル(これは『ライフ』の無料RO水のボトル(3.8リットル)2つ分と決まっているので量る手間が省けます。通常は水の量も量る必要があるのですが、少しでも手間が省けるのは良いことです。
人口海水の素はレッドシーのコーラルプロソルトを使用してます。舐めたことはないですが、多分かなりショッパイはずです。
量った人口海水の素を水を汲んできたタンクに直接流し込み、少しシェイクしてからヒーターで飼育水の水温25度に温めながら、水中ポンプで撹拌して人口海水の素を完全に溶かします。(テレビを見ながら約1時間から2時間放置)
人口海水の素は食塩で代用は利きません(念のため)。
水を吸い出す前に水槽のすべての生命維持装置の電源をOFFにします。
トロロ藻がびっしり張り付いたライブロックを取り出します。『ごはんですよ』のような(見た目もソックリ)美味しそうな磯の香がしますが、ご飯にかけて食べないほうがいいと思います。(でも本当に美味しそうな香がするんですよね)
通常は再利用できるのですが、今回はライブロックの交換を行うため、彼らは『卒業』です。我が家の海水水槽は30×30×40とかなりの小型で『デスロック』を入れる余裕がないのです。
ライブロックを取り出した際に水中に舞っているトロロ藻を吸い出しながら灯油のポンプのような器具で水を抜きます。
このあたりは手が塩水で濡れているため、撮影しておりません。
今日購入したライブロックをレイアウトし、その後海水をビーカーのようなもので一杯ずつ馴染ませながら優しく入れていきます。
けしてバケツのようなもので一気に注ぎ入れてはいけません。水温や比重を合わせているといっても、生体が調子を崩すリスクが高まります。また、水の勢いで底砂が舞い底砂の中のバクテリアの棲み分けを乱し濾過能力を下げる、底砂の中でとどまっていた有毒ガスが水槽内に放出するなど、良いことは一つもありません。
やっと海水が入りました。立ち上げたばかりの海水水槽みたいですね。右下の赤いのは残っているシアノバクテリアです。底砂の上に居るため手が出せません(汗
バイオダイジェストでさらにテコ入れ
上記以外にも今回は水槽内の器具に繁殖したシアノバクテリア(藍藻)の熱湯消毒を行いました。シアノバクテリアと同時に濾過バクテリアもかなり死滅したと考えられますので市販のバクテリアを投入します。
『バイオダイジェスト』というおフランス製の高級バクテリアです。カッコいいですよね!ガラスのアンプルに500億匹のバクテリアが休眠状態でパックされています。新ライブロック軍とフランスバクテリア軍でシアノバクテリアの勢力を後退させる作戦です。
気のせいか、透明度が上がったような気がしますが、まだあの飴のような滑らかな輝きではありません。例えるなら一番風呂のような、澄んでるんだけどちょっと肌がピリピリしそうな感じです。