千日太郎のアクアライフ

千日太郎が海水アクアリウムの始め方、海水魚とサンゴの上手な飼育法を初心者向けに分かりやすく解説します

崩壊した水槽のバランスは水換えだけで復活させます

水換えに勝る薬なし

どうも、海水アクアリウム初心者の千日です。崩壊した水槽を復活させるまでのドキュメントをブログで公開しています。

基本的に水換えのペースを一定に、根気よく続けていくことが復活の秘訣と信じてやってます。

崩壊した海水水槽 

イエローヘッドジョーフィッシュ

我が家の海水水槽の前回の水換えが1月2日ですので4日目です。今日はイエローヘッドジョーフィッシュ(名前は未だありません)が姿を見せてくれました。

軽くソフトフォーカスが入っているように見えますが、これは水槽ガラスの内側に茶苔が発生しているためです。

海水水槽の水換えから僅か4日でソフトフォーカスがかかったようになる程茶苔が生えるのは、なかなか例を見ないことです。

弱ったサンゴを処分する苦渋の決断

今日は一つの決断を下しました。一番左上のカンムリハナサンゴ、その右下のトランペットコーラル、一番下の岩の上のパールコーラルを処分しました。

これで残ったサンゴは赤い座布団のようなコハナガタサンゴのみとなりました。

調子を崩したサンゴは連鎖的に健康な個体も害する

 調子を崩したサンゴは飼育水内に溶け出し、水槽の濾過能力を遥かに超える老廃物を排出し、連鎖的に健康な個体をも害してしまうのです。環境破壊の縮図ですね。

今回の短期間での苔の増加は溶け出したサンゴの老廃物がその栄養となっていると判断しました。負のスパイラルです。

小型の海水水槽は水量が圧倒的に少ないので、その判断が遅れると一気に崩壊します。小型のアクアリウム初心者向きではないと言われる所以です。既に手遅れでないことを祈るしかありません。

シアノバクテリア

また、少し前からですがシアノバクテリア(藍藻)があちこちにコロニーを作っています。特に濾過が上手く機能していない水槽で発生します。

下の写真の右側の赤いべっとりした糊のようなもの(光合成をして気泡を出しています)がシアノバクテリアです。(中央は本日処分したカンムリハナサンゴです)

溶けかけたカンムリハナサンゴ 

ガラス面を掃除し、水槽に手を入れるのは今日はここまでです。 

現在の我が家の海水水槽

崩壊した海水水槽の全景

明日か明後日に水換えをしたいと思います。

以上、千日のブログでした