千日太郎のアクアライフ

千日太郎が海水アクアリウムの始め方、海水魚とサンゴの上手な飼育法を初心者向けに分かりやすく解説します

海水水槽 ネイチャーアクアリウムの魅力とジレンマ

ネイチャーアクアリウムを趣味とするアクアリストのジレンマ

どうも千日です。

海水アクアリウム初心者の千日が綴る初心者の為の海水水槽日記です。皆様の生暖かい目と広い心が更新の糧です。ネイチャーアクアリウムとは、自然を水槽内に作り上げようとする水景づくりをスタイルとするアクアリウムの一つです。

ありし日の水草水槽 縦45cm横60cm高さ45cm(2014年夏)

水草水槽にトトロのフィギュアをレイアウト
仕事が始まりましたので、ブログの更新ペースを落としたいと思ってはいたのですが、、
 
私A「アクアリウムのネタは、ブログのネタに困ったときに書こうという腹ではなかったのか?」
 
私B「それに定点観測だ。最後の水換えは1月2日か、ということは3日しか経ってないぞ、ペースが速すぎる」
 
私C「写真が淡水水槽じゃん(それも既に畳んだやつだね)」
 
今回はいま進行している我が家の海水水槽復活ネタだけではなく、広くネイチャーアクアリムという趣味の魅力とそれに対する私の考え方を書いてみようと思います。いつになく長文となりますが、お付き合い頂ければ幸いです。
 
写真を見てどう思われるでしょうか?妻は『雑草』と一蹴します。フィギュアも妻の歓心を得ようとレイアウトしたのですが、効果はありませんでした(汗
 

私は美しいと思うタイプです

 
フィクションではありますが、自然をそのまま切り取ったかのような水景を自宅のリビングに再現する、いわゆる箱庭趣味です。
小型の海水水槽 
しかし、「美しい水景が好き」や「可愛い魚が好き」だけでは続きません。
 
水槽を維持するには、生物濾過の仕組み(生体が排出する老廃物や餌の食べ残しから生じる有害物質を分解するバクテリアの働き)を理解し、水槽という閉じた世界で自然の濾過サイクルを(不完全ながら)再現することに愉しみを感じ、適切なメンテナンス(主に水換え)を継続する労力を代償として払い続ける必要があります。
 

一言でいえば、水換えを継続できるかどうかです

 
水槽の水草や魚、サンゴなどは最初は『おー!きれい』と思うのですが、さすがに毎日見ていると飽きてきます。私個人の見解ですが、生物濾過が上手く機能している水槽の水は無色透明はもちろんですが、まるで飴のような輝きを見せてくれます。(これには全く飽きることがありません)
 
まるで水草や魚やサンゴではなく、水を飼育しているような錯覚を覚えます(多分同義なんだと思います)
 
そうこうしていくと、徐々に自然保護への関心が高まってきます。
 

ここでジレンマです

 
特に海水水槽のタンクメイトとなる海生生物については、その多くが生息地から採取されてきたものなんです。
一部に水槽内でブリードしたサンゴや魚、死滅回遊魚(潮流に乗って和歌山あたりまで来ちゃった天然、寒くなると生きられない)というものがありますが、ごくごく例外です。
 
また、私のように未熟な飼育者に飼われた個体は水槽内で天寿を全うできる可能性は低いです(自然界では捕食されることが通常でしょうから考えすぎかもしれませんが)。
 
私のわがままで、我が家のリビングに連れてきて良いものなんでしょうか?(イエローヘッドジョーフィッシュなんかは地球の裏側のカリブ海です、また遠いとこまで連れてこられましたね)やっぱ否ですよね。
 

イエローヘッドジョーフィッシュ

海水水槽のイエローヘッドジョーフィッシュ
 
それでも、かつての美しい海水水槽を取り戻したいんです。
これに関して私の中で答えは出ていません。因果なものです。
 

以上、千日のブログでした。